才色兼備のAさんが同僚Bさんと結婚するそうで、お祝い会を開いた。
その席でCさんが
「なんでBさんなのかわからない。Aさんは絶対イケメンのDを選ぶと思ってた」
と発言。
この時点で神経わからなかった。
周囲が止めてもCさんは食い下がり、仕方なくAさんが語った内容が以下。
ある備品(職員の九割が使うもの)が入った段ボール箱を、Dさんが不注意で落とした。
開けるといくつか破損していた。
Dさんは当然のように破損していない物を自分用に取り、破損した物を放置。
その場で数人が注意したが、Dさんは
「どうせ多めに発注してるだろうからいいんだよw」
と言い張って去った。
しょうがないから破損した物は自分が使おうと選り分けていると、Bさんが当たり前のように破損した方を持っていった。
「それ壊れてますよ」
と言うと
「俺はこれで充分」
「俺が段ボールを持てばよかったんだから」
と去った。
その日からAさんはBさんが気になるようになり、話しかける機会を増やして付き合うに至ったと言う。
Aさんからその話を聞いたほぼ全員が
「それはDに幻滅してBさんに惚れるね!」
と納得したのだが
Cさんだけは最後まで
「意味がわからない」
「Dは間違ってない。実際多めに発注してる」
と引き下がらなかった。
お祝いに水を差す神経も、人の恋路にグダグダ言う神経もわからん。
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