フリーザ「ほっほっほ、私はフリーザと言う者です、貴方方のドラゴンボールを頂きに参りました」
長老「なんと…そうですか、誰かドラゴンボールを持ってきてくれんか」
フリーザ「ずいぶんと素直ですね、何か企みでもあるんでしょうか?」
長老「とんでもない、ただ…一つだけお願いを聞いてもらいたいのじゃ…」
フリーザ「ほう、その願いとは?」
長老「我々ナメック人は異常気象でほとんどの者が死に絶えて今はこの星に僅かに生き残りがいるだけなのですじゃ」
フリーザ「ええ、情報でもそうありますね」
長老「はい、それで願いとは我々を守って頂きたいのですじゃ」
フリーザ「つまり私の部下、フリーザ軍の傘下になりたいと?」
長老「はい、敵の襲来や次にまた異常気象がおこらないとは限りません、そんな時に助けていただきたいのです」
フリーザ「なるほど」
長老「その代わりに我々のドラゴンボールを貴方に差し上げますじゃ」
フリーザ「ほーっほっほ、それは願ったり叶ったりですよ、いいでしょう」
フリーザ「ではさっそくですがドラゴンボールの事を教えてもらいましょうか」
長老「ドラゴンボールは7つ集めないといけませんのじゃ、この星に点在する村の長老がそれぞれ1つづつ持っておりますのじゃ」
フリーザ「ほう、7つですか、で、その1つが…」
村人「どうぞ、これがドラゴンボールです」
フリーザ「ほっほっほ、確かに受け取りましたよ」
長老「ちなみにフリーザ様はドラゴンボールにどんな願いをなさるつもりで?」
フリーザ「ほっほっほ、他愛のない願いですよ、不老不死が私の願いです」
長老「なるほど、それはフリーザ様だけですか?」
フリーザ「それはどういう意味ですか?」
長老「ドラゴンボールで叶う願いは3つなのですじゃ、今のままでは不老不死に出来るのは3人だけなのですじゃ」
フリーザ「ほう、3つも…それで?」
長老「その願いを最初の調整で2つにすればフリーザ様はおろか、そちらの部下の方々も全員不老不死にする事も可能なのですじゃ」
フリーザ「なんと!それは素晴らしい!無敵の不老不死軍団とは夢のようですよ、ほーっほっほ」
長老「では全員を不老不死に出来るように調整いたしましょう」
フリーザ「ええ、是非お願いします」
長老「それと、ドラゴンボールはナメック語でしか願いを叶える事が出来ませんのじゃ、ドラゴンボールを集めて私の所に持ってきてくださらんか」
フリーザ「ナメック語ですか、確かに我々では叶えられませんね、わかりました」
フリーザ「ザーボンさんドドリアさん、手分けしてドラゴンボールを集めてここに持ってきなさい!」
フリーザ「それと、ナメック人の方々には絶対に手荒な真似をしてはいけませんよ!」
ザ、ド、部「はっ!では、いってまいります!」
長老「ではフリーザ様は一旦、船にお戻りください、ドラゴンボールの調整が済み次第お呼びいたしますじゃ」
フリーザ「ええ、よろしくお願いします、私ともあろう者がドキドキしてきましたよ、ほーっほっほ」
長老「ではまた後ほどですじゃ」
長老「フリーザ様、調整も終わりましてすぐにでも願いを叶えられますじゃ」
フリーザ「ほーっほっほ、今日はなんて素晴らしい日なんでしょう、ドキドキがとまりませんよ、ほーっほっほ」
ザーボン「私も醜い変身をしないままで存分に戦えるのか」(ドキドキ)
ドドリア「ぐへへ」(ドキドキ)
部下達「ざわざわ」(ドキドキ)
長老「では願いは【フリーザ軍すべての者を不老不死にしてください】でよろしいですね?」
フリーザ「ええ、お願いします、ほっほっほ」
長老「いでよ神龍!そして願いを叶えたまえーっ!」
神龍「さぁ願いを言え、どんな願いも2つだけ叶えてやろう」
フリーザ「なんと!これは素晴らしい!」
長老「ピッピリング、フリーザ軍、ポットクリンチッチョリーナ、プリピットパローッ!」
フリーザ「おおっ!これは全身が光って…」
フリーザ「なんと!身体がっ!身体が段々…」
ザーボン「な、なんだこれはっ!」
ドドリア「ぐっ、ぐわぁ…」
フリーザ「な、なにをしたんです!?」
長老「簡単な事ですじゃ、【フリーザ軍すべての者を胎児に以下に戻しこの世から完全に消し去ってくれ】と願ったのじゃ」
フリーザ「たっ、謀りましたねっ!ぐあぁ…」
ザ、ド「あ〜…」
部下「」
こうしてナメック星に再び平和が訪れた
〜フリーザ編 完 〜
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