それはトランクスが11歳の誕生日を迎えてしばらくのことであった。

トランクス「ねぇねぇパパ!これ見てよ!」

ベジータ「何?手紙だと?トランクスにか」

トランクス「うん!今年からホグワーツってところに入学しないかって……」

ベジータ「チッ、くだらん、なにがホグワーツ魔法学校だ!」 ビリッ

トランクス「あっ!」

ベジータ「そんなことに気をとられている暇があったら修行をしろ、分かったな!」

トランクス「ちぇー……」

翌日

ブルマ「ねぇちょっとベジータ!これ見て!」

ベジータ「なんだこいつは、手紙か」

ブルマ「そうなの、全部トランクス宛てなんだけど全部で10通もあるのよ」

ベジータ「チッ…また昨日と同じイタズラか、舐めやがって……!」 キッ

ベジータが手紙を睨みつけると同時に手紙が全て蒸発する

バジータ「全くくだらんイタズラをしやがって……魔法なんてものがあってたまるか!」

ブルマ「あんたが言っても説得力無いわよ」


更に翌日

ベジータ「クソッタレ!なんだこの手紙は!」

ベジータの眼前には玄関に山と積まれた手紙があった

ベジータ「飽きもせず何度も何度も……くだらん奴め!」 キッ

前日と同じように手紙を睨み付けて蒸発させる、が

ベジータ「ふん、今度同じようなことをしやがったら……うおおおっ!!?」 バババババ

手紙を消し去った瞬間、家中のドアや窓から何百枚もの手紙が舞い込んできた

ブルマ「ちょちょ、ちょっと何なのよ!ベジータ!」

ベジータ「ええい!やかましい!この俺をコケにしやがっ……ぶふっ」 ババババババ

ベジータ「くそっ、ぶふっ、このっ……うぶっっ!」 ババババババ

ベジータ「……きっさまらああああああああああああ!!!!!」 ボゥッ

ベジータ「誰の仕業か知らないがフザけやがって!!許さんぞ!!」 シュイン シュイン

ブルマ「ちょ、ちょっとベジータ!」

ベジータ「ふん……見ていろブルマ、こんなものは全部消し去ってやる!!」

ベジータ「はっはっはー!手紙どもめ!食らいやがれぇぇぇーっ!!」 バチバチバチ

ベジータ「はあああっ!!ファイナルフラァァーーーッシュ!!!!」 ズオオオッ

超ベジータ渾身のエネルギー波が大量の手紙を消し去り、空へ向け放たれた!

ベジータ「……ふん、見ろブルマ!何が何だか分からんがこれで……」 バサッ

ベジータ「なっ、なにっ!まさか……うおおおっ!!」 ババババババ

ベジータ「くっ、このっ……く、クソッタレェェェーーーッ!!!!」 ババババババ


数時間後、そこには一部がベジータの攻撃の余波で破壊され、手紙に埋もれたCCの姿があった

ブルマ「はー……何なのよもう本当に……」

トランクス「ただいまー……うわっ!ママこれどうしたの!?」

ブルマ「私が聞きたいわよ!」

ベジータ「くそっ……誰の仕業かもどうやったのかも分からん……こ、この俺が……」 ワナワナ

ヤムチャ「あ、おーいベジータ!」

ベジータ「ヤムチャ!貴様の仕業かぁ!!」

ヤムチャ「へ?」

ブルマ「ちょ、ちょっとよしなさいよベジータ!そんなわけないじゃない!」

ベジータ「ちぃっ……」

ヤムチャ「はは、でも思った通り手紙に困ってるみたいだな」

ベジータ「思った通りだと……貴様やはり何か知っているな!?」

ヤムチャ「まあな、実は俺ちょっと今このホグワーツってところで森番のバイトしてるんだ」

トランクス「えっ!じゃあやっぱり魔法学校って本当にあるの!?」

ヤムチャ「ああ、そんで今日は俺がお前らに案内してやろうってことさ」

ベジータ「チッ……知っていたなら最初から言いやがれ!!」

ヤムチャ「悪い悪い、ちょっとベジータが手紙にどうするのか気になってさ」

ベジータ「貴様ぁ……!」

ヤムチャ「それで、ここがダイアゴン横丁だ、ここで色々と揃えようぜ」

トランクス「へぇー、すごいや!!」

ベジータ「チッ……」

ヤムチャ「なんだよベジータ、もっと楽しもうぜ」

ベジータ「やかましい、なにより貴様に偉そうにされるのが気に食わん……!」

ヤムチャ「おいおい、別に偉そうにしてる気は……」

トランクス「ねぇ、ヤムチャさん!あの店って何の店なの!?」

ヤムチャ「おっ、そこは杖の店だな、早速買ってみるか!」

ベジータ「ヤムチャ貴様ぁ!トランクスを勝手に連れ回すな!!」

ヤムチャ「よっと……これで一通り揃ったな」

トランクス「へへーん、後で悟天に自慢しよーっと」

マルフォイ「おや、君も新入生なのかい?」

トランクス「ん?そうだよ、君も?」

マルフォイ「ああ、僕の名前はドラコ・マルフォイ、父上も母上も純潔の魔法使いさ、君は?」

トランクス「へへ、僕のママは天才研究者でパパはサイヤ人の王子なんだ」

マルフォイ「サイヤ人wwwwwwwwwwwwwwwww」

クラッブ「聞いたことないなあwwwwwそんなのwwwwwwwwwww」

ゴイル「きっとマグルなんだろwwwwwww田舎臭い顔してるぜwwwwwww」

ベジータ「……おい」

トランクス「パパ!」

マルフォイ「おやおや、こちらが君の自慢のサイヤ人の王子(笑)かい?」

ベジータ「……」 ビキビキ

ヤムチャ「お、おいベジータ、子供の言う事だからさ、な?」

マルフォイ「やれやれ、やっぱりマグルの考えることは理解できないね、こともあろうにサイヤ人(笑)の王子(爆)だなんて」

マルフォイ「僕じゃあもう、とてもじゃないけど名乗れないよwwwwwwwww」

マルフォイ「いやあ、やっぱりマグルは流石だよwwwwwwなあゴイルwwwwwwww」

ゴイル「うんうんwwwwwwwww全く……」

超ベジータ「きっさまぁぁぁぁ!!!!」 バチィッ

マルフォイ「!!?」 フォイッ

ヤムチャ「お、おいベジータ!!」

トランクス「よーし!やっちゃえパパ!」

ベジータ「ふん、当然だ……あまりサイヤ人を舐めるなよ!!!」 バチバチ

マルフォイ「ひ、ひぃぃ……」

ルシウス「どうしたドラコ」 オヤフォイ

マルフォイ「ち、父上!」

ベジータ「ちっ……貴様がこのガキの父親か……」

ルシウス「そうだが……」

ベジータ「ふん……いいか、今回は見逃してやる、だが次は容赦せんぞ!」 キッ

マルフォイ「ひっ」

ベジータ「子供の躾はしっかりしておくんだな……行くぞトランクス!!」 バウッ

トランクス「あ、ま、待ってよパパ!!」

ルシウス「……」

ヤムチャ「あ……じゃ、じゃあそういうことで!」 タッ

ベジータ「チッ……何だったんだ今の奴らは……」

ヤムチャ「魔法界には今の親子みたいに純潔にこだわる奴もいるんだよ」

ダンブルドア「ほっほ、元気そうじゃのう、ヤムチャ殿」

ヤムチャ「あっ、ダンブルドア先生!お久しぶりです!」

ベジータ「なんだこの爺さんは」

ヤムチャ「バカ!ホグワーツの校長のダンブルドア先生だよ!」

ベジータ「なんだと!?ということは貴様が例の手紙の仕掛け人か……!」

ヤムチャ「ま、まだ気にしてたのかよ……」

ベジータ「ふん、丁度いい、貴様に会ったら少し懲らしめてやろうと思っていたところだ」

ダンブルドア「ほっほ、わしのほうもベジータ殿に話があったのじゃよ、少し良いかの?」

ベジータ「ほう……?」

ダンブルドア「実は貴方に我がホグワーツでの教師になって頂こうと思ってのう」

ヤムチャ「ええっ!?」

ベジータ「教師だと!?」

ダンブルドア「うむうむ、最近の子達は魔法に頼ってばかりで体が弱い者が多くてのう」

ダンブルドア「そこを優秀な武道家である先生に鍛えてもらおうと思ったのじゃよ」

ヤムチャ「い、いやいやいや、無理ですよ!絶対無理ですよ!!絶対無理ですよ!!!」

トランクス「ヤムチャさん言いすぎだよ!!」

ベジータ「ふん、面白い……良いだろう」

ヤムチャ(冗談だろ……)

ダンブルドア「ほっほっほ、引き受けてくれますか、感謝しますぞベジータ先生」

ベジータ「だが一つだけ条件がある」

ダンブルドア「ほっほ、何でも言ってくだされ」

ベジータ「トランクスと一緒に俺にも魔法とやらを教えやがれ!!」

ヤムチャ「えっ」

トランクス「えっ」

ダンブルドア「ほっほっほ」

ベジータ(くくく……この俺でさえあの手紙は全て消滅させることはできなかった)

ベジータ(この魔法学校とやらで技を身に付けて今度こそカカロットと差をつけてやる!!)

ベジータ(待っていろよカカロット……ふふふ……はーっはっはっは!!!)


9と3分の2番線

ベジータ「チッ……汽車だと、くだらん、飛んでいった方が早い」

ヤムチャ「まあまあ、のんびり行った方が良い事ってのもあるんだぜ?」

トランクス「そうだよパパ!汽車で行った方がきっと楽しいよ!」

ブルマ「でもヤムチャはすぐに行っちゃうんでしょ?」

ヤムチャ「ああ、新入生の歓迎準備とかもあるからな、行くぜベジータ」

ベジータ「なに?俺も一緒に行くのか」

ヤムチャ「ああ、お前も一応は教師だからな、早めに行って用意しようぜ」 バシュッ

ベジータ「ふん……おいトランクス、一人で大丈夫か?」

トランクス「うん!大丈夫だよ!」

ベジータ「……チッ、おいブルマ、お前も一緒にいてやった方が」

ブルマ「いいから早く行きなさいよベジータ」

ハリー「あ、ねえ君も新入生?一緒に乗らない?僕一人だけでちょっと……」

トランクス「うん、いいけど……あれ、それなに?」

ハリー「え?ああフクロウだよ、ダイアゴン横丁で買ってもらったんだ」

トランクス「ふーん……ペット連れてってもいいんだ……俺も何か買ってもらえばよかったなあ」

ベジータ「……チッ、ヤムチャの奴め肝心なことを……おいトランクス!」

トランクス「なにパパ?」

ベジータ「ペットが欲しいならこいつをくれてやる、学校に着いたら土に撒いてみろ」

ハリー「ペットって……この種が?」

ベジータ「ああ、くっくっく、フクロウなんぞよりよっぽど優秀なペットだぞ、じゃあなトランクス!」 バシュッ

トランクス「うん!またねパパ!」

ハリー(すごいなあ、魔法使いって飛べるんだ)


そして汽車内

トランクス「くっそー、またニコラスだ!」

ハリー「残念だったね」

ロン「ねえハリー、こっちのチョコ貰っていいかな?」

トランクスは早くも会ったロン・ハリーと打ち解けていた

ハリー「二人とも親も魔法使いなんだよね、すごいなあ」

ロン「君の方が凄いじゃないか!あのハリー・ポッターだもん!」

トランクス「へへーん、でもうちのパパだってすっごいんだぜ?」

ロン「へえ、トランクスのパパってなにしてる人なの?」

トランクス「へへーん、実はパパがね、今日からホグワーツで教師やるんだよ」

ハリー「へぇ!すごい!」

マルフォイ「へぇ、それは驚いた、まさかマグルが教師になるなんてね」 ガラッ

ロン「黙れマルフォイ!」

マルフォイ「おやおや、サイヤ人にマグルひいきのウィーズリーか、お似合いの組み合わせだね」

ロン「なんだと!?」

マルフォイ「ポッター君、友達は選んだほうが良いよ、僕らのコンパートメントに来ない?」

ゴイル「ぶへへへwwwwwwwwww」

ハリー「ごめん、悪いけどトロールと仲良くする趣味はないから」

クラッブ「なんだとテメェ!!」

マルフォイ「……ふふん、そうか、断るんだったらこっちもそれなりの態度をとらせてもらうよ」

マルフォイが目線をやるとクラッブ・ゴイルが太い体を揺らしてコンパートメントへ体をねじ込んできた

マルフォイ「やれっ!クラッブ!」

クラッブ「くらっぶー!」 バキィッ

ロン「だぁっ!」

ハリー「ロン!」

トランクス「こいつ!やったなぁ!」

マルフォイ「おやおや、やる気かい?あのサイヤ人の王子もいないのにwwwww」

ハリー「黙れマルフォイ!」

トランクス「そうだ!黙れマルフォイ!」

マルフォイ「ふん、黙るのは君たちだ!いけゴイル!」

ゴイル「どりゃーっ!!」 バキンッ

ハリー「トランクス!」

マルフォイ「はーっはっはっは!ざまあ見……」

ゴイル「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!」

マルフォイ「!!?」 ビックリフォイ

マルフォイが目をやると殴ったゴイルの拳から血が噴出していた

ゴイル「ぐっ……うう……」

トランクス「どうしたの?もっと殴ってもいいんだぜー?」

クラッブ「こ、こいつ!」 ガン ガン

クラッブが懸命にトランクスへと殴りつけるがビクともしない

クラッブ「な、なんだこいつ……!」

トランクス「あれ?もう終わり?じゃあこっちから行くよ!」 スッ

言うとトランクスがクラッブの額にデコピンを繰り出し、その巨体が吹き飛んだ

クラッブ「ウギャアーーーッ!!!」 ベチィィッ

マルフォイ「く、クラッブ!」

ゴイル「ち、ちくしょー!覚えてやがれ!!」

マルフォイ「こ、このマルフォイ家を敵に回したらどうなるか覚えておけー!!」 ダッシュフォイ

ロン「へっ、おとといきやがれ!!」


ホグワーツ

ハグリッド「イッチ年生はこっちだ!イッチ年生はこっちだ!」

ハリー「ハグリッド!久しぶり!」

ヤムチャ「ようトランクス、一人で大丈夫だったか?」

トランクス「ヤムチャさん!へへ、全然平気だったよ!」

ロン「なんだよ、二人とも知り合いいたの?」

ヤムチャ「ははは、まあな、じゃあこっちの馬車に乗ってくれよ」

トランクス「ねえヤムチャさん、パパは?」

ヤムチャ「んー、今頃他の先生と話してんじゃないかな?」

ダンブルドア「えー、というわけで新任の戦闘術教師のベジータ先生じゃ、よろしく頼みますぞい」

ベジータ「くくく、この俺が新しく教師になったベジータ様だ!厳しく教えてやるから覚悟しやがれ!!」

ロン「ねぇハリー、あの先生ちょっと不安じゃない?」 ヒソヒソ

ハリー「うーん、ちょっと変な服装だよね」 ヒソヒソ

トランクス「大丈夫だよ、パパは戦闘力なら本当に凄いんだから」 ヒソヒソ

マクゴナガル「ではこれから組み分けを始めます、アボット・ハンナ!」

ハンナ「は、はい!」

ロン「なんだ!僕らは帽子を被るだけでいいんだ!フレッドの奴トロールと戦わされるとか言って!」

トランクス「へへへ、俺はそっちのが良かったかなあ」

そんなこんなで組み分けが進み、トランクスの番がやってきた

トランクス「へへっ、どこの寮かなーっと」 ズボッ

組み分け帽子「グリフィンドォォォル!!!」

ベジータ「む、早いな」

フリットウィック「グリフィンドールはマクゴナガル先生の寮ですじゃ、勇気ある者の寮ですな」

ベジータ「ふん、そういうことか……ならば当然の結果だな」

マクゴナガル「えー、生徒の組み分けは以上で終了しましたが、ここでベジータ先生にも……」

組み分け帽子「グリフィンドォォォォル!!!!!」

ベジータ「……ふん、当然だ」

マクゴナガル(被ってすらいないのに……)

ダンブルドア「おめでとう新入生!お帰り在校生!まずは宴じゃ!大いに楽しんでくれ!」

ダンブルドアがそう言うと目の前のテーブルに沢山の料理が出現した

ベジータ「な、なにぃ!?こ、これが魔法か……!?」

クィレル「さ、さささ、ど、ど、どうぞ食べてください、べべ、ベジータ先生」

ベジータ「ふん、言われるまでもない!」 ガツガツ

トランクス「わあ!こりゃおいしいや!!」 ガツガツガツ

ロン「す、すっごい食べるなあ……」

ハーマイオニー「あの体のどこに入ってるのかしら……」

パーシー「ううむ……魔法かなあ……」

ベジータ「む、貴様は食わんのか?」 ガツガツガツ

クィレル「い、いい、いえ、わ、私はここ、これだけで」

そしてトランクスのホグワーツでの生活が始まった!

スネイプ「では今日から魔法薬学の授業を始める」

ハーマイオニー「待ってください先生!質問があります!」

スネイプ「なにかね、ミス・グレンジャー?」

ハーマイオニー「なぜ戦闘術の教師であるベジータ先生がいるんですか?」

ベジータ「ふん、言ってなかったか?俺も貴様らと同じく魔法を学ぶとな……」

マルフォイ「へぇぇ、先生様が僕ら一年生と一緒に授業を?こんなのに何を学べっていうんだろうねえ?」

ベジータ「黙れマルフォォォイ!!!」 

マルフォイ「ひっ」 ビクフォイッ

スネイプ「やかましいですぞベジータ先生、グリフィンドールに10点減点ですな」

ベジータ「なっ、なにぃ!!?」

フリットウィック「では今日は物質浮遊の呪文ですな、それ、ビューン・ヒョイですじゃ」

ロン「ええっと……ウィガーディアムレビョーサ!」 ペリョーイ

トランクス「ウィガーディアムレビー波!」 ボンッ

ハリー「ダメだ、結構難しいね」

トランクス「本当だよなー、何回やっても爆発しちゃうや」

ハーマイオニー「あなたたち発音が悪いのよ、ウィンガーディアム・レディオーサ!」 ヒョイッ

フリットウィック「おい、素晴らしいですな、ミス・グレンジャー」

ベジータ「ふん、くだらん、こんなもの……ウィンガーディアム・レディオォォーサァァァッ!!!」 ボォォンッ

ベジータ「……へっ、汚い花火だぜ」

フリットウィック「ベジータ先生、爆発させてはいけませんぞ」

そして、戦闘術の初授業、ベジータのつける授業の日がやってきたのであった

ベジータ「ふん、俺の授業は校庭でグリフィンドールとスリザリンの合同授業だ、覚悟しやがれ!」

ロン「げー、マルフォイの奴がいるよ」

ハリー「大丈夫だよ、ベジータ先生の前じゃ何もやらないだろ」

ベジータ「くくく、俺の特訓は厳しいぞ……貴様ら!この装置の近くに寄りやがれ!」

そう言うとベジータはカプセルから円形の機械を出し、校庭の中心へと置いた

ハーマイオニー「先生!その機械は何ですか?マグルの機械はホグワーツ内では通常……」

ベジータ「ふん、こいつは授業で使うからダンブルドアの野郎に改造してもらった、重力制御装置だ」

ベジータ「貴様らには手始めにこの重力50倍の中で組み手をしてもらう!!」

生徒達「!!?」

ベジータ「どうした?早く来い、たかだか重力50倍ぐらい平気だろう」

トランクス「よっ……と、みんな早くおいでよ!」 ズンッ

ネビル「で、でも……」

ハリー「じゅ、重力50倍ってどのぐらいだろう」

ロン「僕ちょっと行ってみようかな……」

ハーマイオニー「ダメ!そんな重力を受けたら死んじゃうわよ!」

ベジータ「ええい!さっさと来やがれ!俺を怒らせたいかぁ!!」

ネビル「で、でもベジータ先生を見てると割りと平気っぽいような……」

ハーマイオニー「あれは先生が狂ってるだけよ!!!」

ハリー「ハーマイオニーって結構キツいこと言うよね」

ベジータ「ええい、どうした!さっさと誰か来やがれ!!」

トランクス「よっ、101、102、103、104……」

ハリー「うわあ、トランクスったら凄い速さで腕立てしてる」

ネビル「や、やっぱ言うほど大変じゃないんじゃないかな」

ロン「なんかそんな気がしてきたな……」

ハーマイオニー「ちょ、ちょっと!ダメよみんな!行っちゃダメ!」

ヤムチャ「ようベジータ!今日が初授業か?」

ベジータ「ヤムチャか……チッ、その通りだが誰もこっちに近付かん……」

ヤムチャ「やれやれ、一体どんな授業を……っぐわああああああああああ!!!!」 ズンッ

生徒達「!!?」 ビクゥッ

ヤムチャ「お……お前……イキナリこの重力で授業は無理だろ……」 ズズ……

ベジータ「ちっ……体を鍛えていないからそうなるんだ」

ヤムチャ「ゼェ……ゼェ……い、いいか……地球人はサイヤ人みたいに……重い重力に慣れてないんだよ……」

ベジータ「チッ……なら重力修行は辞めてやろう……」

ハーマイオニー(やった!やったわ!)

ロン(うわあ、ハーマイオニーすごい嬉しそう)

ベジータ「代わりに腕立て全員百万回だ!10分あれば出来るだろう!!」

ヤムチャ「出来るかよ!!」

ベジータ「ちぃ……さっきからゴチャゴチャと……どうしろというんだ!!」

ヤムチャ「まだ最初の授業だろ?だったらまあ校庭ランニング10周とかさ……」

ベジータ「じゅ、十週だと!?ヤムチャ貴様ぁ!!俺をバカにしているのか!!!」

ヤムチャ「一般人はそれでも結構大変なんだって!」

そんなこんなでヤムチャの提案をベジータも渋々と了承し、授業が終わった

ハーマイオニー「はぁ……はっ……はぁ……」 ゼー ゼー

ハリー「は、ハーマイオニー大丈夫?」

ハーマイオニー「は……話しかけないで……は……吐きそう……」ゼーゼー

マルフォイ「ふふ……ま、マグルの汚れた血は……げほっ……こ、この……程度……」 ゼーゼー

ネビル「 」

パーバティ「大変!ネビルが息してないの!」

ベジータ「じゅ、十週ですら……だと……ちぃ、どうやら本当に厳しく鍛えてやる必要がありそうだな……」

ヤムチャ(武天老師様にちょっと相談してみるか……)


ハグリッドの小屋

ロン「言っちゃ悪いけど鬼みたいな奴だよ君の父さんは!!」

トランクス「そうかなあ、前からこんな感じだったけど」

ハーマイオニー「あ、あなたの家ってどうなってるのよ……うう、おなかいたい……」

ヤムチャ「で、トランクスはどうして小屋に来たんだ?」

ハグリッド「もう授業は終わってるだろうが、あんま遅いと危ないぞ!ほれ!」

トランクス「大丈夫だよ、パパから貰った種を埋めるだけだから」

ロン「種?」

トランクス「うん、この種を埋めとけばペットが出来るんだって」

ハーマイオニー「本当に?そんなもの聞いた事ないけ……」

サイバイマン「キキ−ッ!」 モコモコ

ヤムチャ「う、うおおおおっ!!!?」 ガクガクブルブル

トランクス「すごいや!本当に出た!」

ハーマイオニー「き、気持ち悪っ!!」

ハグリッド(……イカす!)

フーチ「本日は飛行訓練の授業です、では皆さん箒に手をかざして……上がれ!」

ハーマイオニー「上がれ!」 シーン…

ハリー「上がれ!」 バシッ

トランクス「上がれ!やった!」 バシッ

ベジータ「ええい!上がりやがれぇぇ!!」 ボンッ

フーチ「ベジータ先生!箒を爆発させないでください!」

ベジータ「……ふん、自分で飛んだほうが早いからな」

フーチ「全く……では私の合図で皆さん地面を蹴って……」

ネビル「うわああああああああああ!!!」

ハリー「ネビル!!」

凄まじい速さで飛び上がったネビルは壁にぶつかり、ポキッという嫌な音と共に地面へ落ちた

ベジータ「……チッ、馬鹿め、気のコントロールを怠るからそうなるんだ」

ハーマイオニー(箒すら持って無い人が何か言ってるわ)

フーチ「私はロングボトムを保健室へ連れて行きます!皆さんはそのまま動かないように!」

ベジータ「ふん、俺も行こう、情けないが箒が無ければどうにもできん」

マルフォイ「……あっはっは!見たか!?さっきのあのアホ面を!!」

スリザリン生「ワハハハハ」ドッ

マルフォイ「おや、しかもこれは今の奴のフォイ玉じゃないか!」

ハリー「それをこっちに渡せマルフォイ!」

マルフォイ「ふん……ここまで取りにこいよポッター!」 ヒューン

ハリー「あいつ!」

ハーマイオニー「ダメよハリー!先生が言ったでしょ!動いちゃダメって……きゃっ!」

クラッブ「へへへ!見ろよ!あのクソビッチの杖だぜ!」

ロン「あいつ……うわっ!!」

ゴイル「ヒューッ!やっぱ貧乏人はボロい杖使ってんなwwwwwwwwwwww」

ハリー「あいつらっ!」 ヒューンッ

マルフォイ「ははは!捕まえられるもんなら捕まえてみろポッター!」 ビューン フォイ

ロン「僕の杖が!」

ハーマイオニー「降りてきなさいよ!卑怯よ!」

クラッブ「へへーん!来れるもんなら来てみ……」

トランクス「よーし!じゃあ行っちゃうからね!」

クラッブ「へっ……」

トランクス「だっ!!」 バウッ

高速で飛び上がったトランクスは、そのままクラッブの持った杖を奪い取り、箒を叩き折った!

クラッブ「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 ドサーッ

ゴイル「く、クラッブー!!」

トランクス「さーて、次はこっち行っちゃうよ!」 バウッ

ゴイル「ひっ!箒が……うわああああーーーっ!!!」 ドシャーーッ

トランクス「へへーん!ざまーみろ!!」

ロン「あ……あれ普通に飛んでるよな……」

ハーマイオニー「箒持ってないわよね……」

その後、ハリーがマルフォイからネビルの思い出し玉を取り戻すが

現場を目撃したマクゴナガル先生にトランクスとハリーは連れて行かれてしまう、そして

マクゴナガル「見つかりました!シーカーですよ!シーカー!」

ウッド「マジかよ!やったぜ!」

ハリー「シーカー?」

クィディッチチームのキャプテンであるオリバー・ウッドからクィディッチについて聞かされる二人

トランクス「じゃあ俺達そのクィディッチに出られるの!?」

ウッド「ああ、と言ってもシーカー以外のメンバーは決まってるからトランクスは補欠になるが……」

トランクス「そっかー、ていうか俺さ、箒に乗ってないけど大丈夫なのかな?」

マクゴナガル「ルール上は箒を掴んでさえいれば問題ありません」

ハリー「それって微妙にズルなんじゃ……」

マクゴナガル「箒を持ってさえいれば問題ありません!問題無いのです!ポッター!」

ハリー「は、はい」


それから瞬く間に数ヶ月が過ぎ、ハロウィーンの日が訪れた

そして、その日の戦闘術の授業

ベジータ「ええい!何度言えば分かるトランクス!それでは隙が多すぎる!!」 ババババ

トランクス「いたっ!くっそうパパめーっ!!」 バババババ

ヤムチャ「はい、みんな今日はここまで!サイバイマン水を配ってやってくれ」

サイバイマン「キキーッ!」

ロン「サンキュー、ふう、僕この授業が始まってから腕太くなったよ」

ネビル「凄いなあ、僕まだ腕立て50回ぐらいしかできなくって」

ロン「ハーマイオニーよりマシさ、あいつ全然筋肉付いてないんだから」

ロン「頭でっかちでいっつも偉そうにしてるくせにさ、へへ、全然弱っちいんだ」

ハーマイオニー「っ……!」 ダッ

ハリー「聞かれたみたいだよ?」

ロン「へん、聞かせてやればいいのさ、あんな奴」

ベジータ「ふん、トランクス、明日は重力200倍でやるぞ」

トランクス「200倍かー、キッツいなー」


そして夕食の時間……

ハリー「ハーマイオニーいないね、どこ行ったんだろ……」

ロン「気にする事ないさ」

ダンブルドア「えー、今日はハロウィンパーティーじゃ!大いに楽しんで……」

その時バーンという大きな音と同時にクィレル先生が食堂へと駆け込んだ

クィレル「はぁ……ト、トロールが……お知らせしなければとお、思い……」

ロン「トロールだって!?」

トランクス「トロール?」

ロン「ヤバいぐらいデカい怪物だよ!あんなもんに出くわしたら……まあトランクスは大丈夫だろうけど」

トランクス「強い奴なのか!楽しみだなー!」

ダンブルドア「はいはい、監督生は格寮生を連れて避難じゃ!」

ベジータ「ふん、トロールか……運動ぐらいには……む?」

生徒達の避難の最中、ベジータは他の教員とは明らかに違う動きをするクィレルに気付く

ベジータ「奴め……どこに行きやがる……!」 スッ

気を消してクィレルの後をつけると立ち入り禁止の三階廊下へと辿りつく、そして……

スネイプ「おやおや、クィレル教授、こんなところに何の用かな」

ベジータ(なにぃ!?スネイプだと!?先回りしてやがったのか!!)

クィレル「わ、私は……その、そ、そうだ、トロールを倒さなければ……」 ササッ

クィレルはスネイプを見て慌てふためいた様子で立ち去る

ベジータ「スネイプ!貴様らどういうことだ!この俺に何を隠してやがる!」

スネイプ「ベジータ先生……ふむ、そうですな……貴方にも話しておくべきかもしれませんな……」

ベジータ「ゴチャゴチャ言わずにさっさと話しやがれ!間に合わなくなっても知らんぞ!!」

その頃、ハリー達はハーマイオニーを助けるために女子トイレへ向かっていた

ハリー「トロールが女子トイレに向かったってパーシーが言ってた!」

ロン「あそこにはハーマイオニーがいるんだ!急がないと!」

トランクス「じゃあちょっと急いじゃおっかなー、よーい……どんっ!!」 バウッ

ロン「うわっ!はっ、早っ!」

ハリー「はあ、トランクスに任せとけば大丈夫じゃないかな」

ロン「ああ、でも僕らも急ごう!」

トランクス「……あり?女子トイレってどっちだ?」

トランクスは迷子になっていた!

ハーマイオニー「あーもう、何なのよロンったら……私だって……」 ガチャ

トロール「ガルルルル……」

ハーマイオニー「……きゃああああ!!!」

トロール「ウヘヘヘ……オレオカス……オニャノコオカス……」 ズン ズン

ハーマイオニー「ひっ……きゃあっ!!」 ブオンッ

トロールの振り回す棍棒をすんでのところでかわすハーマイオニー

ハーマイオニー「な、なんなのよ……私ばっかり……きゃあっ!」 ブンッ

またしてもトロールの棍棒をかわすハーマイオニー、そして気付く

ハーマイオニー「あ……あれ……?これって……ふっ!」 ブオンッ

トロール「フゴッ!?」

ハーマイオニー「見える……敵の攻撃がちゃんと見えるわ!」

三度トロールの攻撃をかわしたことで、ハーマイオニーの目に力が漲りつつあった

ハーマイオニー(そうよ!戦闘術じゃ体力と腕力が足りてないだけで……)

ハーマイオニー「私がロンよりも劣っている筈がないわ!」 ダッ

トロール「フゴッ!?」

ハーマイオニー「だあっ!!」 ドンッ

ハーマイオニーはトロールの体へ掌底を打ち込む、が

トロール「グヒヒヒ……」

ハーマイオニー「そんな……や、やっぱり私の力じゃ……わっとっ!」 ブンッ

またもトロールの攻撃をかわすハーマイオニーだが……

ハーマイオニー(と、とりあえず助けが来るまで時間を稼げれば……) ドンッ

ハーマイオニー(この感覚っ……しまった……後ろは壁だわ!身動きが取れないっ……!!)

トロール「グヘヘヘヘ……」

トロール「ウガアアッ!!」 ドスッ

ハーマイオニー「うっぐぁっ!!」

逃げ場の無いハーマイオニーをトロールが踏み潰す!

ハーマイオニー「がっ……あっ……」

トロール「フッヒヒヒ!!」 ズンッ

ハーマイオニー「っあああああ!!」 ボギャァッ

鈍い音と共にハーマイオニーの足の骨が砕けるも、更に執拗に追い討ちをかけるトロール、だが

ハリー「待てっ!」

トロール「ウガガガ?」

ハーマイオニー「あ……は、ハリー……」

ハリー「ハーマイオニー!くそっ、トロールめ!」

ロン「僕にやらせてくれ!お遊びはここらでいい加減にしろってとこを見せてやりたい!!」

ロン「ハイッ!ハイ!オゥーッ!!」 バキバキ

トロール「ウゴゴゴゴ」

ロンの攻撃でトロールがひるんだ隙にハーマイオニーを助けるハリー

ハリー「ハーマイオニー大丈夫!?」

ハーマイオニー「う……ぅ……」

ハリー「あ、足が変な方向に曲がってるぞ……」

トロール「ウガーッ!」 ブンッ

ロン「くっ!」 サッ

トロールの攻撃をすんでのところで避けるロン

ロン「一人じゃダメだ!ハリー!援護してくれ!」

ハリー「わ、分かった!」

手数で攻めるが決定打が足りない、そのうち二人も追い詰められる

ハリー「はぁはぁ、くそっ……」

ロン「くそっ……ど、どうすれば……うわっ!」 ブンッ

トロール「ゲヘッヘヘ」

ハリー「あの肉の鎧で打撃の効果が薄いんだ……魔法ならもしかしたら……」

ロン「魔法……そうか、あの授業の……!」

トロール「ウガアアアアアアアッ!」

棍棒を振り上げて襲い掛かるトロールに対し、逃げずに構えるロン!そして!

ロン(あの時の……ベジータ先生みたいに!)

ロン「ウィンガーディアム・レディオー波ァァーーっ!!」 ズオッ

トロル「!!?」

ロンの放った渾身のエネルギー波がトロルに直撃した!

ズシンという重い音と共に黒コゲになったトロールが倒れた

ロン「や……やった!」

ハリー「すごいやロン!いつの間にあんな魔法を!?」

ロン「へ、へへ、まあね、それよりハーマイオニー!」

ハリー「そうだ!ハーマイオニーを医務室に……」

トロールB「ゲヘヘヘヘ……」ズゥン……

ロン「!?」

二人がハーマイオニーを抱え起こした時、目の前に二匹目のトロールが現れた

ロン「あ、悪夢だ……」

ハリー「くそっ……もうダメか……」

と、その時、風の唸りと共にトロールの背後から更に近付く声が聞こえた

ヤムチャ「きえろ、ぶっとばされんうちにな」

ロン「ヤムチャ先生!」

トロールB「ウグアアアア!!」ブオンッ

明らかに不快そうな様子を見せ、トロールの棍棒がうなる、が

ヤムチャ「狼牙風風拳ーーっ!!ハイ!ハイ!オウーーッ!!」 ビシビシガッガッ

トロールB「グッゴオオオオオオ!!」 ズドォォン……

ヤムチャの高速の連打により、次の瞬間にはトロールは倒れこんでいた

ロン「さっすがヤムチャ先生!」

ハリー「先生!ハーマイオニーが!」

ヤムチャ「大丈夫だ、こんなこともあろうかと仙豆を持って来て置いて良かったぜ、ほら」

ヤムチャは袋から取り出した豆をハーマイオニーの口元へ運ぶ

ハーマイオニー「う……あ、あれ、私……」

ハリー「ハーマイオニー!」

ロン「良かった……良かったなハーマイオニー!」

ヤムチャ「じゃ、俺はハグリッドの小屋に戻るよ、情けないが後は俺が居ても役に立ちそうにない……」

ヤムチャの頭は「この場にいるのが他の先生にバレたらドヤされるんじゃないか」という不安で一杯だった

ベジータ「ヤムチャ!これはどういうことだ!」

マクゴナガル「ポッター!ウィーズリー!これは!?」

ヤムチャ「く、くそっ!早すぎるぜ!」

ハーマイオニー「わ、私が悪いんです!二人とも私を助けようとして……」

ロン「ハーマイオニー……」

マクゴナガル「……ミス・グレンジャー、貴方には失望しました、グリフィンドールに5点減点です!」

マクゴナガル「……ですが、トロールを倒したのは大きな功績です……ポッターとウィーズリーに5点ずつ加点します」

ロン「やったぜ!」

ハリー「やったね!」

マクゴナガル「さあ、怪我が無いのなら早く寮に戻りなさい」

ハーマイオニー「はい!マクゴナガル先生!」

ヤムチャ(まあ怪我はあったんだけどな)

そしてハロウィンの事件からまた数ヶ月が経ち……

ハーマイオニー「今日はクィディッチの試合なのね、ハリー大丈夫かしら」

ロン「大丈夫さハリーなら!」

ネビル「でもトランクスもメンバーだったんじゃないの?」

トランクス「控えだってさ、人数が足りてるからって」

ロン「まあそりゃ一年に自分のポジション奪われたら嫌だもんなあ」

ハーマイオニー「でも選手層が厚いのは良いことよ、機会があったらトランクスにも頑張ってほしいわね」

トランクス「あーあ、俺も早く試合に出たいなあ」

ベジータ「貴様ぁ!トランクスが試合に出れないとはどういうことだ!!」

マクゴナガル「もうポジションが決まっていますからね、あまりうるさいと減点ですよベジータ先生」

ベジータ「くっ……くそったれ……!」

そして試合が始まり、数分経ったところで……

リー「あっ、ここでスリザリンの得点です、くそったれ……あ、冗談です先生」

ロン「あー、入れられちゃったよ!」

トランクス「くっそー、俺が出てればあんな奴ら全員やっつけちゃうのに」

ハーマイオニー「直接的な暴力は反則よトランクス……あら?見て、ハリーの箒が……」

見るとハリーの箒が妙な動きをしてハリーを振り落とそうとしていた

ハグリッド「おかしいな、強力な魔術でなきゃあ、あんなことは……」

ハーマイオニー「見て!スネイプよ!箒に呪いをかけてるわ!」

ベジータ「な、なんだと!?」

ロン「どうするのさハーマイオニー!」

ハーマイオニー「大丈夫よ、私に任せ……」

ベジータ「貴様ぁぁぁーっ!!!」 バウゥッ

ハーマイオニー「ああもう!」

瞬速とも言うべき速さで向かいの観客席へと飛び出したベジータ、そして

ベジータ「ずあああああああっ!!!」 バウウッ

クィレル「ひっ!」

スネイプ「うぬっ!?」

ハーマイオニー「きゃああっ!!」

ロン「な、何だこの衝撃!?」

ヤムチャ「だっ、べ、ベジータの奴こんなところで気を解放しやがって……!」

ベジータ「はあああ……いいか貴様……今度くだらんことをしやがったら命は無いものと思えよ!!」

ハリー「あ、スニッチ」 パシッ

リー「あっ、今ハリーがスニッチを取りました!グリフィンドールの勝ちです!」

ベジータ「ふん、当然だ」

ハリー「なんかやるせないなあ」


そして12月……

ベジータ「なにぃ!?クリスマス休暇だと!?」

マクゴナガル「ええ、残る生徒も帰る生徒もいます、勿論教師も実家に帰って構いませんよ」

ベジータ「家か……ブルマの奴も心配しているだろうな……」

その頃、ハリー達はハグリッドから聞き出したニコラス・フラメルという人物のことを調べていた

ハリー「三回の立ち入り禁止の部屋に凄い大きい三頭犬がいるんだ、ハグリッドはそれがニコラスに関係してるって言ってた」

トランクス「ふーん、俺だったらそんな犬なんてやっつけちゃうけどな」

ハーマイオニー「ダメよそんなの、私達はあの部屋に入るんじゃなくてスネイプを止めるのが目的なのよ」

ロン「それよりトランクスはクリスマス休暇どうするのさ?家に帰るの?」

トランクス「へへ、それでもいいけどさ、みんなが面白いことするなら俺も手伝うよ!」

ハリー「帰らなくていいの?」

トランクス「大丈夫だって、悟天の兄ちゃんなんて一年も荒地でサバイバルしてたって言ってたしな!」

ハーマイオニー「やっぱり貴方達ちょっとおかしいわよ……あ、紅茶ありがとう」

サイバイマン「ギギ」


カプセルコーポレーション

ベジータ「……というわけでトランクスは戻ってこないらしい」

ブルマ「ふーん、まあ元気ならいいわよ、それよりベジータちゃんと仕事してるんでしょうね?」

ベジータ「ふん、当然だ」

ブルマ「どうだか、どうせ生徒に無茶な重力で修行させようとかしてるんでしょ?」

ベジータ「……チッ」

ブルマ「はー、やっぱりしてたのね、ヤムチャがいてくれて良かったわ」

ベジータ「ええい、やかましい!俺はもう戻るぞ!」

ブルマ「どうぞご自由に、あ、これトランクスに渡しといてね、クリスマスプレゼントだから」

ベジータ「……俺には無いのか」 ボソッ

ブルマ「はー……あんたって本当に面倒臭いわね……ねえ、ベジータ」

ベジータ「チッ…何の……」 チュッ

ベジータ「!?」

ブルマ「ふふ、仕事お疲れ様、頑張ってきてね」

ベジータ「あ、ああ……」 ロマンチックアゲールヨー

ハリー「スネイプが狙ってるのは賢者の石だ!」

ハリー達は懸命な調査により、ニコラス・フラメルというのが高名な錬金術師だというのを突き止めた

更に春になり、クィディッチの試合の後でクィレルを尋問しているスネイプを発見したのだ

ハリー「賢者の石を手に入れるのを手伝えってスネイプがクィレルに詰め寄ってたんだ!」

トランクス「俺も一緒に聞いたよ!あいつら入り口の犬をどう退けるかって話してた!」

ハーマイオニー「ってことは多分、石を守るのに何重もの魔法がかけてあるのね」

ハーマイオニー「クィレルが闇の魔術に対する魔法をかけて、それを破らないとならないのよ」

ロン「それじゃあ石が無事なのはクィレルがスネイプに抵抗してる間だけか……それじゃ三日も持たないよ」

トランクス「そうだ!スネイプの奴をやっつけちゃったらどうだ!?」

ハーマイオニー「ダメよ、スネイプが犯人だっていう物的証拠は無いもの……」

ベジータ「トランクス、貴様ら何の話をしている」

トランクス「パパ!?」

ハリー「な、何のって……ねえ……」

ハーマイオニー「わ、私達今度テストに出るドラゴンの生態を勉強してたんです!ね?」

ロン「う、うん、そうそう!」

ベジータ「本当か、トランクス」

トランクス「う、うん、そうそう!間違いないよ!な、ハリー!」

ベジータ「チッ……ならいいが、あまり色々と嗅ぎ回るなよ、これは子供の問題じゃないんだ」

ロン「……考えたくないけど、ベジータ先生もスネイプの味方ってことはないよね?」

ハーマイオニー「ちょ、ちょっとロン!」

トランクス「へへん、もしそうだったら俺がパパをやっつけてやるさ!」

ロン「そりゃまた頼りになることで」


それからまた何週間かが過ぎ

ハリー達はハグリッドが勝手にドラゴンを飼育してたり

サイバイマンを増やそうとしてたりするのを止めさせるのに夜中出歩いたことで

罰則として禁じられた森へと入らされることとなり、ついでにグリフィンドールを最下位にした

そして時間は更に過ぎ去り、とうとう期末試験の時がやってきたのであった

ベジータ「いいか!戦闘術の期末試験は実戦だ!」

ベジータ「この一年間で貴様らの戦闘力も随分上がっただろう、そこで……」

ベジータ「貴様らには一人一人、このサイバイマンと一対一で戦ってもらう!」

ネビル「さ、サイバイマンと!?」

ベジータ「なぁに、心配はいらん、こいつはハグリッドの品種改良によって戦闘力は精々100程度まで落としてある」

ベジータ「くっくっく、油断さえしなければ貴様らでも十分に戦える筈だ」

ヤムチャ「ただ気を抜いてると自爆されることもあるからな、油断はするんじゃないぞ」

トランクス「へへ、なんだこんなの楽勝じゃ……」

ベジータ「トランクス、貴様はこっちだ」

トランクス「へ?」

ベジータ「パパをやっつけられるかどうか、じっくり見せてもらおう……ククク……」

トランクス「き、聞かれてたのね……」

ベジータ「はーっはっはっは!どうしたトランクス!まだまだ甘いぞ!!」

トランクス「くっ、くっそう、やっぱりパパは強いや……」

ベジータ「ふん、なんならスーパーサイヤ人になっても構わんぞ、パパはこのままで戦ってやろう」

トランクス「むっ、言ったなぁ!よーし見てろ!」 ボッ

サイバイマン「キキーッ!」 ブンッ

ハーマイオニー「わっ……と、えいっ!」 バキィッ

ハリー「だあーーっ!!」 ザンッ

サイバイマン「ギィーッ!!」

ヤムチャ「危なくなったら仙豆があるからなー、無理だと思ったらすぐ棄権しろよー」

ネビル「ぎゃあっ!!」 バキィッ

サイバイマン「キーッキキキキ!!」

そんなこんなで試験は無事に終了した

トランクスは超サイヤ人になり、ベジータを押し始めたかに見えたがベジータが超化

そのまま押し切られ、ベジータに負ける形になった、ずるいじゃないかと罵られたベジータだが

「ふん、相手が言った言葉を素直に信じるからそうなるんだ」と言って誤魔化した

ハリーは平均的な体術気の扱いにより、サイバイマンに完勝、見事に押さえ込んだ

ハーマイオニーは決定打に欠けていたが、サイバイマンの局部を狙うことで勝利

ネビルは棄権し、マルフォイ・クラッブ・ゴイルは泣き喚いて仙豆を貰い

ロンは勝ったと思ったところで自爆され、引き分けた

ベジータ「ふん……これで今期の戦闘術の授業は終わりだ!だが家に戻ってもサボるんじゃないぞ!!」

ベジータは生まれてはじめてと言っても良い程の、気持ちの良い達成感を味わっていた

ロン「見たかい?試験中のマルフォイの顔ったら!」

ハーマイオニー「私は集中しててそんな暇無かったわ、そんなだからあなたは最後に自爆されるのよ」

トランクス「あーあ、パパが約束破らなければなー」

ロン「どのみち僕らとは次元が違いすぎて……ハリー、どうしたの?」

ハーマイオニー「ハリー?」

ハリー「ん……いや、ちょっと頭が痛くって……傷跡が……」

その時、ハリーの頭にハッと何かが閃いた

ハリー「ハグリッドの小屋に行こう、ハグリッドに会わないと」

ハリー「大変だ、ハグリッドがスネイプに犬の対処法を教えちゃったよ!」

ハーマイオニー「急いで校長先生に話さないと……」

マクゴナガル「待ちなさい、どうしたんですか」

ロン「あ、先生!僕達校長先生に話したい事が……」

マクゴナガル「校長先生は10分前にロンドンへお出かけになりましたよ」

トランクス「い!?」

マクゴナガル「さあ、貴方達も早く寮へ戻りなさい」

ハリー「でも大事な用なんです!」

マクゴナガル「ポッター、いいから早く戻りなさい!」

ハーマイオニー「ハリー、ここは戻った方が良いわ」

トランクス「くっそー、ここで悟天のパパみたく瞬間移動できればなあ」

その夜、ダンブルドアのいない隙を狙ってスネイプが石を盗むと考えた4人はベッドを抜ける

しかし……

ネビル「みんな何してるの?また外に出るつもり!?」

ハーマイオニー「ああ、違うわネビル、私達は……」

ネビル「駄目だよ、僕、君たちを行かさない!また見つかったらグリフィンドールは大変なことになるんだよ!」

ネビル「僕行かさない!君達と戦う!」

ハリー「ネビル……」

ハーマイオニー「ネビル……ごめんなさい!」 バシュッ

ネビル「はうっ!!!」 ボゴッ

ネビルのみぞおちへハーマイオニーの手刀が突き刺さった、そして

ハーマイオニー「はっ!!」 ドンッ

ネビル「 」

ハーマイオニー「秘孔の一つである首を突いたわ、これでしばらくは目を覚まさない」

ハリー「秘孔じゃないよね」

ハーマイオニー「見て、やっぱりだわ」

4人が扉を開けると巨大な三頭犬がひとりでに奏でられる竪琴の音によって眠っていた

ロン「だけど寝てるんならチャンスだ、今のうちに通り抜けちゃおう」

ハリー「うん、僕らも強くなったけど、あの犬はかなり強そうだもんね」

と、その時、ひとりでに鳴っていた竪琴の音が止まった

フラッフィー「グルル……?」

ハーマイオニー「まずいわ!早く行かないと!」

フラッフィー「ガルルルルルル!!!」 ガバァッ

トランクス「でりゃあっ!」 バキィッ

フラッフィー「キャイーン!」

トランクス「よし、さっさと行こうぜ!」

ハリー「う、うん」

フラッフィーの部屋から先へ進むと、4人は植物の蔓の上へと落ちた

ロン「わぶっ、ラッキーだな、これがクッションになってくれた!」

ハーマイオニー「ラッキーですって!?これ悪魔の罠よ!ロン!」

ハリー「悪魔の罠って……うあっ!!」 ギリッ

と、植物の蔓がハリー達の体を締め付ける

ロン「うぐぐぐ……な、なんだこれ……ぐっ……」 ギリギリ

トランクス「はぁっ!!」 バチィッ

トランクスだけは気を開放することで蔓を払っていた

トランクス「みんな早く来なよー!」

ロン「行けるなら行ってるよ!!」

ハーマイオニー「ああ、ロン!あ、悪魔の罠は確か……確か湿気と暗闇を好んで……

ハリー「じゃあ火をつけて!」

ハーマイオニー「そうよ!でも薪が無いわ!」

ロン「気が変になったのか!君はそれでも魔女か!」

ハーマイオニー「あっ……そ、そうよ!波ぁっ!!」 ボウッ

と、ハーマイオニーは指先から熱線を放ち、悪魔の罠がしぼみ始めた

ハーマイオニー「良かった……念の為にこういう気の使い方も教わってたの!」

ロン「……君はそれでも魔女か!!!」

ハーマイオニー「な、何で二回も言われないといけないのよ!!」

次の部屋では鍵の形をした鳥が沢山飛んでいた

ハーマイオニー「箒があるわ、これで飛んで取れってことかしら」

ロン「楽そうな試練だね」

ハリー「よし、じゃあ僕が取ってくるよ、これでもグリフィンドールのシーカーだからね!」

ハリー(正直さっきから全然目立ってなくてちょっと悔しかったんだ)

ハリー(ここで活躍してみんなの注目を……)

トランクス「よっ!ねー!鍵ってこれじゃない!?」 パシッ

ハーマイオニー「あ、ピッタリだわ!」

ロン「なんだ、やっぱ簡単な試練だったな!」

トランクス「へへへ、次はどんな部屋かなー」

ハリー「 」

次の部屋では人間を駒にしてチェスをすることになった

ロン「そこのポーンを一つ移動だ!」

次のターンで敵のクイーンがナイトを攻撃し、ロンの隣のナイトがバラバラに砕かれた

ハーマイオニー「腕の振りがなってないわね」

ハリー「うん、それ以前に大振りすぎるよ、あんなの誰でも避けられる」

トランクス「ロン、次は?」

ロン「えーと、次はトランクスがそっちのマスに、ビショップを攻撃!」

トランクス「ほいっ」 ガシャーン

ロン「よし、そしたら僕がここに行って……おっと!」 ブオンッ

ロンは敵のクイーンの攻撃をひらりとかわし、版の外へと出る

ロン「そしたらハリーがそこに進んでチェックメイトだ!」

ハリー「これ戦闘術を学んでなかったら凄い怖い課題だったんだろうね」 バゴン

ロン「だろうなあ」

次の部屋に入ると出入り口が炎の壁で閉じられた

試練の内容は何種類もの薬から正解を選び、先へ進むというものだった

ハーマイオニー「凄いわね!これは魔術じゃなくて論理だわ!パズルよ!」

ハリー「で、どれを飲めば先に行けるの?」

ハーマイオニー「そうね……この一番小さいのだわ」

ロン「一口分ぐらいしかないじゃないか!これじゃ一人しか行けないよ!」

トランクス「俺なら大丈夫だよ!このくらいの火だったら素通りできるからさ!」

ハリー「じゃあ僕が薬を飲んで先の部屋に行くよ、ロンとハーマイオニーはここで待ってて」

ハリー「それで万が一、僕らが戻らなかったらマクゴナガル先生を呼ぶんだ、いいね」

ハーマイオニー「ええ、気をつけてね、ハリー、トランクス」

トランクス「へへっ、任せといてよ!じゃあね!」

そう言い残し、二人は黒い火の中へ飛び込んだ

そして最後の部屋に入ると、そこには……

クィレル「な……なぜだ……なぜ勝てん……!!」

ベジータ「くっくっく、どうした?賢者の石はここだ、後はこの俺を倒すだけだぞ?」

トランクス「パパ!?」

ハリー「クィレル先生!?」

ベジータ「ふん、ようやく来やがったか……くっくっく……」

ハリー「そんな……てっきりスネイプが黒幕だと……」

クィレル「確かに彼はそう見える……君のお父さんと彼は憎み合っていたしね……だが……うぅ」

ベジータ「はーっはっはっは!どうした、そんなに残念そうな顔をして!?」

ベジータ「最後の試練はこの俺様から石を奪い取るだけだ!簡単だろう!はっはっはーー!!」

クィレル「うぅ……あ、悪夢だ……」

『その子だ……その子を使うのだ……』

クィレル「し、しかしご主人様……」

『そやつらに石を取らせるのだ!』

クィレル「は、はい……ポッター、トランクス、こちらに来るんだ……」

トランクス「べーっだ!やなこった!」

『ええい……わしが話す……直に話す……』

クィレル「は、はい、ご主人様……」

そう言うとクィレルは頭に巻いていたターバンを解いた

すると、なんということでしょう!その後頭部に人の顔があったのだ!

ハリー「なっ……」

ベジータ「ふん、特別珍しくも無いな」

トランクス「目が三つある人とか緑色で触覚生えてる人とか見ちゃってるもんねー」

ヴォルデモート『……』

ヴォルデモート『こちらへ来るのだポッター……さもなくば……』

クィレル、もといヴォルデモートは杖を取り出し、ハリーへと向ける

ヴォルデモート『さあ!こちらに来い!石を手に入れろ!ポッター!!』

ハリー「くっ……ああ……分かったよ!そこまで言うなら近付いてやるさ!!」 ダァッ

ヴォルデモート『なっ……』

ハリーはヤムチャ直伝の足運びで瞬時にヴォルデモートへ近付き、その顔面へと拳を叩き込んだ!

クィレル「あああああああああ!!!」

ハリーが見ると殴った部分のクィレルの顔が焼きただれていた

クィレル「ひいいい!だ、駄目ですご主人様!こやつに近寄れません!!」

ヴォルデモート『ぬうう……おのれ……おのれ……!!』

ハリー「消えろ!!ぶっ飛ばされんうちにな!!」

ヴォルデモート『おのれぇぇ……!!』

ベジータ「はーっはっはっは!!闇の魔術師ともあろう者が無様だな!!」

ヴォルデモート『く……くそう……賢者の石さえ……復活さえできればぁぁ……』

ベジータ「はーっはっはっは!!!」

ヴォルデモート『賢者の石さえ……復活さえできれば……』

ベジータ「はーっはっはっは!!!」

ヴォルデモート『賢者の石さえ……復活さえできれば……』

ベジータ「……おい、本当にこの石ころさえあれば強くなれるのか?」

ヴォルデモート『あ、ああ、それさえ手に入れれば貴様らなんぞに負けは……』

ベジータ「ほほう……」

ベジータ「そこまで言うならくれてやる!これで復活でも何でもしやがれ!」 ブンッ

ハリー「なっ……」

トランクス「パパ!?なにしてるんだよ!!」

ベジータ「黙っていろトランクス!くっくっ、これがサイヤ人の本能だ……!!」

ヴォルデモート『くっ……くっくっく……馬鹿め!後悔させてやるぞ!!』

そう言い放ち、ヴォルデモートの持つ賢者の石から眩い光が放たれる!

ハリ−「し、しまっ……!」

ヴォルデモート「ククク……待たせたなポッター……では決闘と行こうか……」

ハリー「あ……あ……」 

トランクス「ひぇー、ふ、復活しちゃった……」

ヴォルデモート「どうしたポッター、決闘と言っただろう、決闘の前にはおじぎをするのだ」

ハリー「なっ……あ……」 ガクガク

ヴォルデモート「おじぎをするのだポッター!!」

ハリー「だ、誰がお前なんかと……」

ヴォルデモート「ほう……クルーシオ!苦しめ!!」 バシュッ

ハリー「うわああああああああああああああ!!!!」 ギリギリ

ヴォルデモートの放った呪文により、ハリーの全身を気が狂わんばかりの激痛が襲う!!

ベジータ「な……ば……馬鹿な……!!」 ガクガク

ヴォルデモート「くくく……素晴らしい力だ……もう貴様にも用は無い……!!」

ベジータ「あ……な、なんて力だ……くそっ……ちっくしょおおおおお!!!」

トランクス「ぱ、パパ?」

ヴォルデモート「はーっはっはっはっはー!!おじぎをするのだベジータ!!!」

ベジータ「なんてな……」

ヴォルデモート「は……」

ベジータ「バカ笑いしやがって……ガッカリだぜ、その程度の戦闘力でこの俺と張り合おうと思っていたとはな」

ヴォルデモート「く、クルーシオ!苦しめ!」 バシュッ

ベジータ「ずあっ!!」 ゴォッ

ハリー「す、凄い……気合でかき消した……!」

ヴォルデモート「ならば……インペリオ!服従せよ!」 バシュッ

ベジータ「むっ……!!」

ヴォルデモート「くくく……これでもう貴様は俺様の操り人形よ!さあ……」

ベジータ「ちっ……ふざけやがって……同じ服従の魔法ならバビディの方がよっぽど協力だったぜ……!!」

ヴォルデモート「な……なあっ……」

ベジータ「くくく……どうした? 笑えよ、ヴォルデモート」

ヴォルデモート「き、貴様……何者だ……ま、魔法使いか……?」

ベジータ「ふん、魔法使いだと?違うな……俺はサイヤ人の王子……超ベジータだ!!」 ボウッ

ハリー「う、うわあっ!!」

トランクス「ぱ、パパが超サイヤ人に!!」

ベジータ「そしてこれが超サイヤ人2!!」 バチィィッ

ベジータ「くくく……冥土の土産に見せてやるぜ!食らいやがれ!」

ヴォルデモート「あっ、アバダ・ケダブr……」

ベジータ「消し飛べ!!こいつが超ベジータ様の……ビッグ・バン・アタックだ!!!」 ボッ

ヴォルデモート「う、うおおおおお!!ち、ちくしょおおおおおおお……!!」

その日、ホグワーツの校庭が吹き飛んだ

その後、ベジータはトランクス・ハリー・ロン・ハーマイオニーを連れて寮へと戻り

校庭を吹き飛ばしたことでマクゴナガル先生からこっぴどく叱られたが

「ふん、あれでも最大まで抑えてやったんだ、むしろ城に被害が出なかった分を感謝してもらいたいもんだな」とのたまった

ベジータによると魔法使いの罠は優秀な魔法使いである例のあの人には破られるかもしれない

そんな懸念からダンブルドアはあえて魔法と縁の無いベジータに賢者の石を託したのだ

最も、それを自ら敵に渡す事は予想外だったが……

更にダンブルドアから、例のあの人は完全に滅んだわけではなく、これはこれでまた復活するかもしれないと聞かされ

「仮に復活したところで問題無い」とベジータはニヤリと笑った

そして終業式の日がやってくる……

ダンブルドア「というわけで飛び込みの点数を入れて、優勝はグリフィンドールじゃ!!」

グリフィンドール生「「「「「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」」」」」」

ハッフルパフ生「「「「ワアアアアアアアアアア!!!!」」」

レイブンクロー生「「「「ワアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」

スリザリン生「「「「FAAAAAAAAAAAAAAAAAAACCCCCKKK!!!!!!!!!」」」」」

トランクス「へへっ、やったなハリー!」

ハリー「みんなのおかげだよ!」

ベジータ「ふん、当然の結果だ」

マクゴナガル「全くですね、ふふふ」

スネイプ「……チッ」

そして翌日……

パーバティ「それじゃベジータ先生!またね!」

ラベンダー「ばいばい!ベジータ先生!!」

シェーマス「来年の授業は舞空術教えてくださいね!!」

ベジータ「チッ……どいつもこいつもワイワイ騒ぎやがって……」

ヤムチャ「おっ、そう言ってる割には嬉しそうじゃないかベジータ」

ベジータ「ふん、おいトランクス、お前は帰りはどうするんだ」

トランクス「列車でみんなと一緒に帰るよ!夏休みにロンの家に行くんだ!」

ハーマイオニー「さようならベジータ先生!新学期にまた会いましょうね!」

ロン「ベジータ先生さよなら!あ、そうそう、その髪型ってどうやってるんですか?」

ハリー「またね!先生!」

ベジータ「ふん……気をつけて帰りやがれクソッタレ共!!」

生徒達「「「はーい!」」

ヤムチャ「……行っちゃったな」

ベジータ「……ふん」

悟空「おっす!ベジータ!」 シュン

ベジータ「……カカロットか」

悟空「へへ、ブルマから今年ずーっとここで働いてたって聞いてよ、で、どうだった?」

ベジータ「ふん、くだらん、子供の世話なんか疲れるだけだ」

悟空「素直じゃねーなー、おめーは」

ヤムチャ「おい悟空、そっとしといてやれよ、今ベジータの奴さ、子供達と離れて感傷に浸ってるんだよ」

ベジータ「誰がそんなことを言った!チッ、くだらん……なにがホグワーツ魔法学校だ!」

ヤムチャ「でも来年もやるんだろ?」

ベジータ「……チッ」

悟空「本当に素直じゃねーよなー、おめーは」

ベジータ「ええい!黙れカカロットォォ!!」

おわり

終わり、続きとかは何も考えて無いから知らん 
 
コメントの数(2)
コメントをする
コメントの注意
名前  記事の評価 情報の記憶
この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:J3geGLF.0編集削除
とりあえず…
ヤムチャは被災地や紛争地域に折り鶴を送るバカな日本人並みにタチが悪いと分かった
2 . @  ID:0bqX19cW0編集削除
ジョーカー

コメントを書き込む

今月のお勧めサイト



週間人気ページランキング
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
月別アーカイブ
タグ
ブログパーツ ブログパーツ