ただの、カルチャーショック。
同じ会社なのにブラックな部署とホワイトな部署があって前はブラックな部署にいた。
ブラック具合はテンプレみたい。
サービス残業当たり前、それが酷すぎて総務がビルの電気を消すという対策を取られる程。
常に全員がピリピリしてて喋りかけると早口で捲し立てられる。
上司がホワイトボードに日程表を書いて
「まだ終わってないのか!」
と怒鳴られる日々。
常にホワイト部署の悪口を言いまくり、あいつらが定時で帰るせいで俺らの仕事が増えるんだ!と同じ会社なのに敵認識してた。
色々あってプライベートもダメで、心が折れて上司じゃなく総務に辞めると言ったら、転籍の案を出してくれた。
それでも嫌なら辞めようてもいいです、辛いもんね、と優しくしてくれた。
この会社にもこんな優しい人がいたんだって帰り電車降りたら泣けてきて泣いた。
ホワイト部署に来て驚いた。
噂では仕事をせず怠けた社内の窓際部署w使えない奴がたらい回しされてて毎年人が出て行くwと聞いていたのに、違った。
まず、若手が会議に出ない。
前の部署では、若手がアポを取りセッティングして資料を作り上司の承認を貰って会議開催だった。
ここでは、上司がアポを取り資料を作ってセッティングして会議開催だった。
理由も合理的で「決定権のない若手に会議を主催させる意味がない」だった。
「昔はそうだったけど、無駄な会議、無駄な資料作成の負担が若手に集中してたからやめた」そうだ。
若手はプレイヤーで、まず会社の事を知って貰う為に中堅どころと少人数でグループを作り、幾つものプロジェクトをこなして貰うそうだ。
更に中堅どころに、課長判断の権限の一部を総務と人事に許可を取り一任するシステムにして、そのまま課長まで役職が上がってもそれなりにこなせる人材がポコポコ出来たから、あっちこっちの職場に異動になってるそうだ。
あと、電話も若手が殆ど出ない。
会議と同じで「決定権も判断も出来ない人にry」って理由。
若手は与えられた仕事を黙々とこなすだけなんだけど、ブラック部署と違って雑務がゼロだったから作業に集中が出来て早く終わった。
褒められた。
早く終わったからフレックスで帰っていいよって言われて、不安になって待機してたら続々と元々居た他の若手が帰っていく。
理由聞いたら
「え?だって金曜日じゃないっすか。早く帰って遊びたいです」
こんな調子で仕事は大丈夫かと思ったら、同じく仕事の予定のホワイトボードがあるんだけど、みっちり課長が日程を書いてた。
大きなプロジェクトは何日〜何日まではAグループが支援。以降はBグループが支援。
とか書いてあったから、仕事が錯綜しませんか、と質問してみたら
「何で?」
って逆に聞かれた。
衝撃だった。
「目的と着地点の共有で費やしてしまいませんか?途中で計画が変わった時の変更点とか…」
みたいな我ながら差し出がましい事を言ったら、
「計画の変更は有り得ないよ、ここにあるプロジェクトは全て私が資料作ってこうしますって言って認知して貰ったものだよ、変更加える方がまずいでしょ」
って。
もう衝撃だった。
前の部署で納期が変わないまま計画が変更されるの当たり前だったから、そのリスク込みで実計画を立てないと上司にしこたま怒られてたんだけど、普通は計画変更されないんだ。
あと納期って上司が決めるんだ。
あと作業分担って上司がry
思えば前の部署の上司って何してたんだろ?ホワイトボードはプロジェクト名と担当者名と納期だけ書かれてて、会議は出ない、資料は上司の指示通りに作る、気に入らなかったらやり直し、を繰り返してたけどアレって暇だったからか?と色々と考えた。
今もたまにブラックみたいな事を言い出したり残業してまで仕事を終わらせようとする癖が抜けないから、そこを指摘されながら仕事してる。
前の部署の人からは島流し部署お疲れさんwあそこやべーだろ!って通りがてら言われるけど、彼らが何を言ってるか分からなかった。
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