会社の地下室に部下(女性)連れて書類を保管しに行った
書類は週末ごとにまとめて保管しに行くので週1にしか人が立ち寄らない
で、棚に整理しておいていたら部下が転んで棚を倒した
その拍子でドアノブが折れて中からは開かなくなった
内線電話が置いてあったのでかけようとしたが壊れていた
つうか棚倒壊したときに線がちぎれてしまっている
あわてて携帯で外に連絡しようとしたが圏外で電波が遮断されていた
部下は痛みと怖さに怯えて泣いていた
真冬であったので寒くて身体も震えていた
俺は羽織っていたブルゾンを部下にかけて
「気にするな。すぐに誰かが気づいてくれるから」
と慰めていた
だが結局誰も来なくて一夜を過ごした
その晩は寒くて部下が気を失っていて
セクハラ上等で部下を抱きしめて暖をとった
上着も部下にかけて部下だけは守らないと思って
俺は寒さを我慢して寝ないようにペンで足を刺しながら頑張った
ようやくみんなが出勤して朝礼終わって俺と部下がいないことにみんなが気がつく
電話しても圏外、部下の携帯は部下の机の上
何かあったと思った同僚が俺と部下の形跡を辿りやっと俺と部下は救出された
2人は社用車で病院へと運ばれた
部下は点滴だけで帰宅できたが俺は肺炎になってそのまま入院
まあ無事に退院できたんだけど、あの時は本当にやばかった
走馬灯ではないがそれまでの人生を振り返っていたな
その後バレンタインでその部下から本命をもらって交際
今では俺の妻となり2人の子供に恵まれた
結婚12年たったが妻とは年甲斐もなく今でもラブラブだ
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