ドラ「どこでもドア〜」

ドラ「行きたいところを思い浮かべてあけると、その場所に行けるんだ」

のび太「実に興味深いですねぇ」

ドラ「でしょ?海外でもすぐにいけるよ!」

のび太「入国審査はどうするんですか」

ドラ「そんなものないよ」



のび太「それに鉄道や飛行機が不要になりますよね、これ」

のび太「倒産に追いやられる企業がいくつ出てくるでしょうか」

のび太「失業者も万ではすまないと思います」

ドラ「えっと」

のび太「すぐにしまってください」

ドラ「はい」


ドラ「タケコプタ〜」

ドラ「頭につけてスイッチを入れると、自由に飛び回る事が出来るんだ」

ドラ「空飛ぶ自動車みたいなものだよ」

のび太「免許は必要でしょうか?」

ドラ「空飛ぶ自転車に訂正します、はい」

のび太「つまり子供も使用するのでしょうか?電線にぶつかる危険性もありますよね」

ドラ「ありますね」

のび太「それにもし空中で故障したら、どうなるんですか?」

ドラ「落ちますね、はい」

のび太「ヘリコプターはエンジンが停止しても一定の速度で安全に落下するように設計されているようですが」

ドラ「もう壊すね、これ」ペキョッ


ドラ「スモールライト〜」

ドラ「この光を浴びた物は小さくなるんだ」

のび太「へー、すごいですね」

のび太「物資の輸送コスト削減など、環境問題も含めてさまざまな課題を解決できそうですね」

ドラ「でしょ!でしょ!」

のび太「こちらは人間や動物も小さくできますか?

ドラ「もちろん!!」

のび太「誘拐や密猟もたやすくなりますね」

のび太「危険物の密輸も」

ドラ「はぁ」

のび太「あなたはこの国を犯罪大国にしたいのですか?」

ドラ「ごめんなさい」


ドラ「お座敷つりぼり〜」

ドラ「これがあればお部屋の中にいながら釣りが出来るんだよ」

のび太「これまた凄い技術ですね」

ドラ「でしょ!」

のび太「経済破壊や犯罪の温床になるようなものでもないですし」

のび太「趣味が気軽になる事は良い事ですね」

ドラ「ほら、設置したから!やってみようよ!!」

のび太「ところで釣りって何が楽しいんですか?」

のび太「糸を垂らして餌に魚が食いつく、で?って感じなんですが」

のび太「魚が食べたければ魚屋にいきます」

のび太「邪魔なのでしまって貰えますか?」

ドラ「う、うん」


ドラ「ふえるミラ〜」

ドラ「この鏡に物をうつすと、ほら、増やす事が出来るんだよ」

のび太「例えばどのように利用するのですか?」

ドラ「このどら焼きをね、このように、もう一個増やせるんだよ」

のび太「生産者の気持ちを考えた事はありますか?」

のび太「もちろん美味しく食べて欲しいと願っていると思いますが」

のび太「それは一定の売上を上げることが前提です」

のび太「その製品は間違いなくどら焼きの売上を著しく低下させるでしょう」

のび太「どら焼きが食べられなくなっても良いのですか?」

ドラ「どら焼き美味しいな〜」パクパク


ドラ「とおりぬけフープ〜」

ドラ「これを壁につけるとね、その向こう側に通り抜ける事が出来るんだよ」

のび太「いよいよ犯罪にしか結びつかない製品ですね」

のび太「これがあれば空き巣もお茶の子さいさいですよね」

ドラ「いやいや、災害現場での救助活動にも使えるよ」


ドラ「なんでも否定から入るよね、のび太くんって」

のび太「かちーん」

のび太「誤解が生まれているようですが私はアイテム自体の否定をしたいわけではありません」

のび太「徐々に発展していく技術や環境整備の中でなら、どのアイテムも非常に素晴らしいものです」

のび太「しかしそれを突然、この現代社会にもってきたらどうなりますか?」

のび太「犯罪に使われても、それに対抗する術を誰ももっていません」

のび太「たとえ良いことに使っても、その倍以上、被害をこうむる人が出てくるてしょう」

のび太「オーバーテクノロジーは身を滅ぼす未来しかないのです」

のび太「反論はございますか?」

ドラ「そんな事態が起こらないように、ボクがいるんだよ」

のび太「あなたはただの倉庫でしょう?」

ドラ「oh・・・」

ドラ「倉庫は4次元ポケットだよ・・・」

ドラ「ボクは管理人・・・うふふふ」

のび太「違いますね」

ドラ「?」

のび太「あなたは私の友人です」

ドラ「!?」

のび太「私のことを第一に考えてくれる、ただ一人の大切な友人です」

ドラ「!?!?」

のび太「ドラえもん・・・」

ドラ「のび太くん・・・」

ドラ「何をいってるんだい?ボク達はただのビジネスパートナーだよ」

のび太「え?」

ドラ「誰が君みたいな偏屈メガネと友人になるのさ」

ドラ「セワシくんの命令じゃなければ、一緒に住むどころか同じ空気を吸いたくも無いよ」

ドラ「ボクは君の未来を変える」

ドラ「君はセワシくんに50円以上のお年玉をあげられるように努力する」

ドラ「友達ごっこは不要」

ドラ「オッケー?」

のび太「イ、イェー」

のび太(ボクとドラえもんは友達ではなかったのですね)

のび太(とてもショックです)

のび太(仮にビジネスパートナーだとしても、そこに友情は芽生えていると思っていました)

のび太(私が屁理屈ばかりこねていたからでしょうか)

のび太(もっと素直に)

のび太(いや、バカになれば彼との距離は縮まるのでしょうか)

ドラ「糸なし糸電話〜」

のび太「なななななにこれぇー!!!」

ドラ「これはねぇ」

のび太「すっごーーーーい!!!!」

ドラ「え?」

のび太「糸がない糸電話、つまりただの通信機だね?」

のび太「トランシーバーで十分なのにわざわざコップ型に開発した研究者の無駄な執念すっごーい!!!」

ドラ「バカにしてるの?」

のび太「バカをしてるの」

ドラ「やっぱり君とは友達になれそうにないよ」

のび太「そんなこといわないで!ねぇ、おねがぁ〜い!!」

 
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