これは平行世界のとある未来のお話・・

ナメック星での激闘の後、地球に帰還した孫悟空。
その後、奇跡の復活を遂げ復讐に燃えるフリーザ一味を難なく倒した2年半後、孫悟空は心臓病で息を引き取った。
皆が、悲しみをそれぞれの胸にしまいこみ、しばらくは平和なときが続いた。

そして半年後、南の島に都市の破壊と殺戮を繰り返す2人の悪魔が現れた。
人造人間17号、18号である。

・・・この世は恐怖のどん底に陥った。

-戦士たちは立ち上がった!

・・・だが

まずピッコロが殺された。そしてドラゴンボールは消滅。
さらに超サイヤ人となったベジータも健闘むなしく殺され、
天津飯、餃子、クリリンそしてヤムチャ。全員が殺された。

かに思われたのだが・・・

西の都の病院

ヤムチャ「・・・ここは・・」

ブルマ「ヤムチャ!目を覚ましたの!?・・・よかった・・」

ヤムチャ「ブルマ・・・?」

ブルマ「アンタ・・よく生き残ったわね・・。1ヶ月も目を覚まさないから・・もうだめかと思ったわよ・・・。」

ヤムチャ「俺は・・ハッ!みんなは!? みんなはどうなった!! ぐあっ・・」

ブルマ「まだ治ってないのよ。無理しないで。みんな・・・殺されたわ。クリリンくんも天津飯、餃子も。
ベジータだって・・」

ヤムチャ「そんな馬鹿な・・。俺だけ、俺だけなのか!生き残ったのは!嘘だろ!ブルマ!!」

ブルマ「あたしだって!!嘘だと思いたいわよ!!嘘ならどれだけいいか!」

ヤムチャ「・・・・」

ヤムチャ「すまないブルマ。お前もつらいのは一緒だよな。
みんながやられたってことは人造人間はもちろん・・・」

ブルマ「・・いいのよ。事実だから。それは受け入れてる。あいつらは悪魔よ。
ゲーム感覚で人間狩りをしてるわ。こっちのほうはまだ狙われていないみたいだけど。」

ヤムチャ「ちくしょう!許せねえ!!ヤツら!ケガが治ったら次こそはぶったおしてやる!!!」

ブルマ「できるわけないでしょう!!あんたより強いベジータだってやられたのよ!」

ヤムチャ「だけど!」

ブルマ「いや・・せっかく生き残ったのよ・・。お願い、死にに行くようなことはやめて・・。」

ヤムチャ「ブルマ・・・・そうだ。悟飯はどうした?」

ブルマ「・・・悟飯くんなら家のほうで修行しているって聞いたわ。退院したら会いにいってあげて。
彼、家にも帰ってないから音信普通なのよ。チチさんも心配してるわ。」

ヤムチャ「そうか・・わかった。」


パオズ山

ヤムチャ「・・気を感じる。悟飯だな。」

悟飯「たあ!ハアアア!ハァッ!」
シュバババババ

ヤムチャ「悟飯。家にも帰らず修行してるそうだな。」

悟飯「ヤムチャさん!目が覚めたんですね。もう体は大丈夫なんですか?」

ヤムチャ「ああ、仙豆もないから時間がかかったがもう大丈夫だ。」

悟飯「そうですか、それはよかった・・。」

ヤムチャ「チチさんも心配してるぞ。たまには家に帰れ」

悟飯「・・・はい・・。でも僕は悔しいんです。あの戦いの時、何もできなかったことが。・・・・僕も戦いたかった・・!」

ヤムチャ「お前が悔しい思いをしてるのはわかる。おまえは悟空の息子だからな。
お前より弱い俺が言うことじゃないが、あの時お前がいても結果は変わらなかったと思う。
悟飯は希望だからとおいていったピッコロの決断は正しかったと思う。」

悟飯「・・・」

ヤムチャ「俺は運よく生き残ったが本当に運がよかっただけだ。たぶん、お前まで殺されていただろう。
そうなったら本当に地球を守る戦士は誰もいなくなってしまう。お前は残された希望なんだよ。」

悟飯「僕は強くなりたい・・。強くなってあいつらをやっつけたい!」

ヤムチャ「それは俺も同じだ。悟飯、俺があまり役に立つかはわからん。
だが、2人でアイツらをぶったおし、みんなの仇を討とう!」

悟飯「はい!ヤムチャさん!僕がんばります!」


そして1年後・・

悟飯「ヤムチャさん、大丈夫ですか?」

ヤムチャ「ハァハァ・・ゼェーゼェー・・さすがに超サイヤ人は半端ないぜ・・・。」

悟飯「ヤムチャさんも凄いです。あんな多彩な技、初めてですよ。」

ヤムチャ「俺は小細工でもしないと強くないからな。お世辞でもうれしいぜ」

ブルマ「悟飯くん、ヤムチャそろそろ休んだらー?お昼できたわよ〜」

ヤムチャ「ああ、いまいくよ。悟飯、休憩だ。」

悟飯「はい。ヤムチャさん」

「いただきまーす」

ヤムチャ「しかし、悟飯。お前がその胴着着て飯食べてるのをみると、悟空を思い出すよ。」

ブルマ「ほんとにね。3人で旅をしたのが懐かしいわ・・。
ヤムチャ、あんたのヘアスタイルも昔みたいになってるわよ。」

ヤムチャ「最近きってないからな。」

悟飯「ヤムチャさんとブルマさんがお父さんと旅をしてたころの話、こんど聞かせてくださいよ
。あまり聞いたことがないんです。」

ブルマ「そうね・・。あの頃は色々あったけど、楽しかったわ・・」

ヤムチャ「ああ・・そうだな。」

『ガガ・・番組の途中ですが、人造人間情報をお伝えします。現在襲われているのは、
西の都南方900mの地点ブリッジタウンです。お近くの方は注意してください。』

悟飯「すぐ近くだ!ヤムチャさん!」

ヤムチャ「ああ!いくぞ悟飯!」

ブルマ「二人とも、無理しないで、ヤバくなったら逃げるのよ。絶対死んじゃだめだからね!」

ヤムチャ「大丈夫だ!アレから俺たちは強くなったんだ!いってくる!」

ブルマ「悟飯くん、チチさんを、お母さんを悲しませるようなことはしないでね。」

悟飯「はいっ!いってきます!」


ブリッジタウン

17号「ははは!早く逃げないと殺しちまうぞ!はははは!」

18号「17号!いつまで遊んでんだよ!こんな町はやくぶっ壊しちまおうよ!」

17号「せっかちだな18号は。まあいいか。終わりにしy」 バキィ!

ズガアアアン。

悟飯「覚悟しろ!!」

ヤムチャ「こんどは負けないぞ!人造人間!」

18号「はははは!なにやってるんだい17号。面白いヤツがきたよ」

ガラガラ・・

17号「やってくれるな。このエネルギー反応。お前は孫悟飯か。ガキがいまさら何しにきた?
   それに、ヤムチャか。生きてたのか。驚きだ。で、2人そろって殺されにきたのか?」

ヤムチャ「お前らは絶対に許さない!ぶっ壊してやる!」

18号「アハハ・・ふう。おまえらウザイよ。やっちゃおう17号」

17号「そうだな。」

悟飯「ヤムチャさん、17号は僕がやります。」

ヤムチャ「わかった。やばくなったら逃げろよ。」

17号「・・・・」バシュウ!

ズガアア

悟飯「くっ!ハアアアアアア!」バシュウウウ!

17号「へぇ、超サイヤ人ってやつか?少しは楽しめそうだな。」

悟飯「だあああ!」シュバババ!

17号「フンッ!」ガッゴッゴッドカッバキッ

悟飯「だりゃあ!」17号「!!」バキィ!!

18号「あんたも懲りないね。次こそ殺してやるよ!」

ヤムチャ「あのときの俺とは違うぜ! とあああああ!」

18号「生意気な!ハアアア!」

シュバババ!ドゴッゴガ!

ヤムチャ「はあああ!狼牙風風拳!」

18号「遅い!見えてるんだよ!」ババババ!

ヤムチャ「(くそ!紙一重で避けられている!)ハアアアア!」

18号「ホラッ!」バキャァ

ヤムチャ「ぐあ!く、くそ!」

18号「すこしはやる様になったみたいだけど、弱いわ。つまんない。」

ヤムチャ「ちっ!これでも食らいやがれ! かめはめ波ァァ!!」ズギャアアアアアア

18号「!」

ドガアアアアアアアン

ヤムチャ「どうだ!」

パラパラ・・ガラン

18号「・・・。やってくれるじゃないか。お気に入りの服がボロボロだよ」シュバッ

ヤムチャ「なっ・・化け物め!」
ドゴォ!

ヤムチャ「ぐはっ!くっ!はああ!」

悟飯「魔閃光!!」バシュウ!

17号「うおおお!」バチイ!

シュバッ!ドガア!

悟飯「何! ぐあああ!」

ヤムチャ「悟飯!!」

18号「余所見してんじゃないよ!!」ズガアッ!

ヤムチャ「ぐぉぁ!!」

悟飯「ぎぎ・・がはっ・・つ、強い・・」

ヤムチャ「ぐはっ!はぁはぁ・・。それに、あいつら全然疲れた様子を・・ゼェゼェ見せない・・」

18号「大分息があがってるみたいね。」

17号「あいにく、俺たちのエネルギーは『永久式』で、無尽蔵なんでね。」

ヤムチャ「・・ちくしょう!だあああああ!」ババババ!

17号「おいおい、ハエがとまっちまうぜ?」バキッ!

ヤムチャ「ぐあっ!」

悟飯「ヤムチャさん!」

18号「もう飽きたよ。17号。こいつら全然手ごたえないんだもん。もうやっちゃおうよ。」

17号「そうだな。」

ヤムチャ「くっ、逃げるぞ!悟飯!」

悟飯「く、くそー!」

17号「逃がすか!」

ヤムチャ「太陽拳!!!」ズギャアアア

17号「うお!!」

18号「・・・逃げられちゃったね。」

17号「あの傷だ。そう遠くまでは逃げられない。どこかに隠れてるんだろう」

18号「じゃあ・・とことんやっちゃおうか。」

ヤムチャ(ハァハァ・・)
悟飯(く・・)

17・18号「・・・・・・」バシュウウウウ!

ヤムチャ(!!!)
悟飯(!!!)

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアン

17号「どうかな?」

18号「流石にもう大丈夫でしょ。どっか遊びにいこうよ17号。」

17号「そうだな。まあ仮に生きてたとしてもまた遊んでやるさ」

ヤムチャ「・・・ぐはぁ・・ゲホ・・」ビチャァ・・

ヤムチャ「・・生きてる・・・悟飯・・!?」

悟飯「・・・・」

ヤムチャ「悟飯!ゲホッゲホ・・悟飯!おい!」

ヤムチャ「・・・あの時・・」

17・18号『・・・・・・』バシュウウウウ!

ヤムチャ(!!!)
悟飯(!!!)

悟飯『ヤムチャさん!!』
ヤムチャ『!?』

ヤムチャ「・・・まさか・・俺をかばったのか!?おい!悟飯!目を開けろ!悟飯!!ガハァ・・」ビチャビチャ

ヤムチャ「ゼェゼェ、悟飯!お前までいなくなったら誰がこの地球を守るんだ!
なんで俺なんかかばったんだ!チチさんになんて言えばいいんだ!
悟飯!悟飯!!!!
うおおおおおおおおおおおああああああああああああああ!」

ギィ・・バタン!

ヤムチャ「ガハッ!ハァハァ!」

ブルマ「ヤムチャ!ひどい傷!悟飯くんは!?ハッ・・」

ヤムチャ「勝てなかった・・やつらに・・ 悟飯は俺をかばって・・・・畜生・・」

ブルマ「ヤムチャ!ヤムチャ!」


こうしてまた数ヶ月のときが流れた

ヤムチャ「・・・このままではやつらは永遠に倒せない・・。どうすれば・・」

ブルマ「ヤムチャ、もう無理はやめて。私でもわかる。あなた確かにつよくなったけど、
あの時のベジータや悟飯くんほどじゃないと思う。
もう、静かに暮らそう。」

ヤムチャ「・・・しかしこのままではいずれ殺されてしまう。俺はこの星を・・親友やその息子、
仲間たちが守った星をやつらの自由にさせてるのが我慢ならない。
それに、ブルマやトランクスの未来は絶対に・・絶対にやつらの好きにさせない!」

ブルマ「ヤムチャ・・」

ヤムチャ「なにか・・なにか方法は・・ないのか・・」


数日後

ヤムチャ「・・・」

ブルマ「どうしたの?今日は胴着じゃないの?」

ヤムチャ「ああ。ちょっと武天老子様のところへいってくる。」

ブルマ「亀仙人のおじいちゃんのところ?なんで?」

ヤムチャ「ちょっとな・・。」


カメハウス

武天老子「どうしたんじゃヤムチャ。改まって。」

ヤムチャ「老子様。この胴着・・・・お返し致します。」

武天老子「どういうことじゃ。訳を話せ。」

ヤムチャ「私にはこれを着る資格がありません。」

武天老子「着る資格もなにも、お前はとうにワシを超えておる。」

ヤムチャ「・・自分なりのけじめです。師匠である老子様に持っていていただきたいのです。」

武天老子「ヤムチャ。いったい何を考えておる?
ワシを超えていたとしてもお前はワシの数少ない弟子の生き残りじゃ。話してみろ。」

ヤムチャ「老子様・・俺、人造人間、かならず倒します。みんなの仇、とります!」

武天老子「策が、あるのか。」

ヤムチャ「・・・・」

プーアル「ヤムチャ様・・」

ヤムチャ「プーアル、達者でな」

ウーロン「おいヤムチャ、死んだら承知しないからな!」

ヤムチャ「ウーロン・・。」

武天老子「まて、ヤムチャ!まだ話はおわっとらん!」

ヤムチャ「お許しください、老子様。時間がないのです。」ドシューーー

武天老子「ヤムチャ・・」


某所

ヤムチャ「これか・・・」スッ

カチャッ・・ ボウゥゥン・・・
コロコロコロ・・

ヤムチャ「これで・・・俺は・・」

カプセルコーポレーション研究室

ブルマ「お帰り、ヤムチャ。」

ヤムチャ「ブルマ、見てもらいたいものがある。大型の研究室で開いている部屋ないか?」

ブルマ「・・・?ホイポイカプセル?なんなの?部屋は向かいの部屋があいているけど・・」

ヤムチャ「よし。」

ブルマ「ちょ、ちょっと・・」

空き部屋

ヤムチャ「これだ。」

カチャッ・・ ボゥゥゥウン・・

『ピー・・ガガガ・・ウィーン・・ピロピロ・・』

ブルマ「これは・・・この巨大コンピューターは!?」

ヤムチャ「・・・Drゲロの研究施設にあった人造人間製造のためのコンピューターだ」

ブルマ「ヤムチャ・・あんた、まさか!」

ヤムチャ「そうだ。ブルマ。お前が俺を人造人間に改造するんだ。」

ブルマ「!!!嫌よ!たしかにこの機械があればアンタを改造できるかもしれないけど、
そんなことできるわけないでしょう!ヤムチャ、アンタ自分が何言ってるかわかってるの!
あいつらと同じようになるってことなのよ!」

ヤムチャ「そうだ。悪魔に勝つためには自分も悪魔になるしかないんだ。」

ブルマ「嫌よ!アンタを改造するなんて嫌!
・・・あ、そうよ!このコンピューターのデータからやつらを止める機械をつくればいいんだわ!」カタカタ・・

『停止コントロール掌握済ミ。変更不可。』ピコーン

ブルマ「・・・」

ヤムチャ「どういうことだ?」

ブルマ「17号18号ともに、停止コントロールシステムを掌握してるわ。停止させる機械をつくれないってこと・・。」

ヤムチャ「ずっと考えていたんだ。俺は覚悟ができている。人間を捨てる覚悟がな。」

ブルマ「でも・・」

ヤムチャ「俺はやつらを倒さなきゃいけないんだ。
それが散っていった親友、仲間たちに対する俺の責任だ。
生きている俺の役目なんだ。わかってくれ。ブルマ。」

ブルマ「ヤムチャ・・。人造人間になったら・・もう同じ時は歩めないのよ・・。
いっしょに年をとることだって・・できないかもしれないのよ・・。」

ヤムチャ「生きている限り、俺はこの星とお前、トランクスを守ってみせる。」

ブルマ「・・・・・・・・・・・・・わかった。やりましょう。悟飯くんたちの仇、2人でとりましょう!」

ヤムチャ「ああっ!」

ブルマ「いい?ヤムチャ。これから意識を失うわ。目が覚めたときあなたは・・。」

ヤムチャ「ああ、わかってる。はやくはじめてくれ。こうしてる間にもやつらは」

ブルマ「わかった・・。おやすみヤムチャ・・。」

ヤムチャ「ああ・・おやす・・み・・」

ブルマ「・・よし、私も覚悟を決めるか!」パンパン!

ブルマ「それにしてもDrゲロ・・化け物ね。孫くんへの執念だけでここまで科学力を高めるなんて・・。
17号18号はほとんど有機質で改造している・・。
この永久エネルギー炉・・これがやっかいね・・
でもこれなら・・。ヤムチャみたいに修行した達人ががベースとなれば・・」

ウィーン・・・


そしてーーー

ヤムチャ「・・・・」パチリ

ブルマ「起きた?ヤムチャ。気分は?」

ヤムチャ「終わったのか。・・変な気分だな。自分の気を感じないって言うのは。
だが、あまり変わった感覚はない。」

ブルマ「Drゲロは天才よ。悔しいけど、私以上のね。
いまのあなたはあいつらと同じ、永久エネルギーで稼動してるわ。」

ヤムチャ「これで俺は人造人間21号ってとこか。」

ブルマ「あなたは人間よ。ヤムチャ。まずはその体になれるとこからはじめないと。」

ヤムチャ「どうやらその必要はなさそうだ。すこぶる調子がいい。君も十分天才さ。これなら・・。」

『ガガガ・・人造人間情報です。現在地は・・』

ヤムチャ「きたか!」
バッ

ブルマ「その服は・・昔のアンタの胴着じゃない。いつものはどうしたの」

ヤムチャ「老子様にお返しした。自分なりのケジメだ。」

ブルマ「・・・バカね・・亀仙人のおじいちゃんがそんなこと気にするはずないじゃないの・・。ほんとバカ・・」ボソッ

ヤムチャ「よし!ブルマ。いってくるよ。」

ブルマ「ねえ、ヤムチャ・・。気づいてる?
アンタ、昔の・・であったばかりの頃みたいよ。鋭い目をして、燃えるような・・。」

ヤムチャ「ブルマ・・?」

チュッ
ヤムチャ「!!」

ブルマ「生きて帰ってきて。」

ヤムチャ「ああ・・約束だ!」バシュウウウ

18号「ああああああ!」 ズガガガガドガン!ババババ!

17号「まるで子供だな。ゲーセンで負けた腹いせとは。」

18号「アンタは黙ってな!17号!」ずがあああん どがあああん

17号「やれやれ・・」

バシュウウウ!

18号「!?」バシイ!

17号「おやおや・・。まーだ生きてたのかヤムチャ。」

ヤムチャ「お前ら・・。覚悟しろ。」

17号「孫悟飯はどうした?死んだか?」

ヤムチャ「・・・・」

18号「17号!もうあっさりやっちゃっていいだろう!?あたしいまムシャクシャしてるんだ!!」

17号「楽しみがひとつ減ってしまうが・・まぁいいだろ。好きにしろよ、18号」

ヤムチャ「・・みんな、これですべてが終わるぞ・・。」

18号「なにボソボソいってんのさ!はぁ!」シュバ

18号「!?ハァアアアアア!」バババババ!シュババ!

ヤムチャ「(見える!)」

18号「ムカツクヤロウだ!はああああ!」ずああああ

シュインッ・・

ヤムチャ「おおおおお!」

バキイ!

18号「うわああ!」どがああん パラパラ

17号「(はやい!)」

18号「ばかな・・。どういうことだい。ヤツの動きが見えない!?」
シュイン
ヤムチャ「後ろだ。」

18号「!?」ババッ

17号「おい、どーした18号?」

18号「うるさい!さっさと片付けよう!」

17号「まったく。しょうがない姉貴だ。
どういうわけか、相当なパワーアップをしているな?ヤムチャ。だが・・俺たちの敵じゃない!」

ヤムチャ「こいよ。」

18号「舐めやがって!」

17・18号『ハアアアア!』ズバババ!シュバッ!ズガガガ!

ヤムチャ「ハアアア!」シュバババ!ヒュインスバッシュバッ!

17号「バカな!コイツ!」
18号「あたしらのコンビネーションを一人でさばいてやがる!」

17号「だが、俺たちのエネルギーは無尽蔵だ!いずれ絶えられなくなる!」

ズガガガガガガ、バキドギャ!

ヤムチャ「うおおおおお!」

18号「!?どーなってる!!止まらないじゃないか!」
17号「くそ!何をしたヤムチャ!」

ヤムチャ「答える必要はない!ハアア!狼牙風風拳!!ハイイイイイイ!」シュババババ!

17号「ばかな!?」
18号「見えない!」

バキャズギャア!ドガガガガ!バギバギ!

ヤムチャ「ハイハイハイハイハイ!」ドギャギャギャギャ!

ヤムチャ「ホアアアア!」 バギャア!

17・18号「ぐはああ!」 ドガーーーン ドゴァ ガラガラガラ・・

スタッ

ヤムチャ「・・・か・・め・・」

17号「こんなことが、こんなことがあってたまるか!!」
18号「フルパワーでぶつけてやる!」

17・18号「はあああああああああああ!!!」ヒュイーーーーーーン

ヤムチャ「は・・・め・・・」

17・18号「だあああああああああああ!」

 ドギャアアアアアアアアアア!!!!

ヤムチャ「(悟空!!みんな!俺に力を!)」

ヤムチャ「波ァァァァァァァアアアアア!!!!!!」

ズゴオオオオオオオアアアアアアアアア!

ズギャアアアア バリバリバリバリ・・・!!!

17号・18号「!!!お、おされ・・・」

ヤムチャ「みんなの仇!!この世から消え去れ!17号!18号! 
ハアアアアアアアアアアアアアアア!!」

17号「うおああああ!ばかなああああ!」
18号「こ・・こんなのみとめな・・!!」

ズゴオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアア・・・・・

ヤムチャ「・・・・・・。終わった。これで。・・みんな・・・仇はとったぞ!!
      うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

ヒューーーン

ブルマ「ヤムチャ!!!」

ヤムチャ「ブルマ・・、それに老師様、プーアル・・ウーロン・・」

プーアル「ヤムチャさまああああ!」ガシィ

ヤムチャ「プーアル・・」

ウーロン「やったなぁ!ヤムチャ!やったなあ!」

ヤムチャ「ああ・・。」

武天老師「ヤムチャよ・・。」

ヤムチャ「老師様・・」

ボカッ

ヤムチャ「ぐは」

武天老師「ブルマさんから聞いたぞい!独りで抱えおってバカモン!」

ヤムチャ「・・すみません。でもこうするしかなかったのです。人間を捨て
悪魔になった俺には亀仙人流の胴着をきる資格はありません」

武天老師「バカモノ!・・なんどもいっておるじゃろう!」ひょいっ

ヤムチャ「老子さま・・これは・・胴着を・・」

武天老師「お前は何があろうともワシの大切な弟子じゃよ。」

ヤムチャ「ありがとうございます」

ブルマ「・・おかえりヤムチャ」

トランクス「あーい」

ヤムチャ「ただいま。ブルマ。みんな・・・」

ヤムチャ(悟空、悟飯・・みんな・・。みてくれているか?
     俺はまだそっちにはいけそうもない。
     やることがあるからな。

     ・・俺が生きている限り、俺がこの星を守る!!!」

おわり

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1 . 一読の価値あり  ID:CUpIUxnq0編集削除
リアルにドラゴンボールを読んでいた世代だけど、楽しめた
素晴らしい、ありがとう

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